携帯ジャーナリストの石川温氏は、メールマガジン「スマホ業界新聞 Vol.125」にて、NTT docomo、SoftBank、KDDIが3社同時、1〜2週間以内に、iPhone 6 / 6 PlusをVoLTEに対応させると伝えました。Android同様に、VoLTEは各キャリア内限定となる模様。
VoLTEは昨年から各社がスタートしたものの、特に盛り上がっていませんが、iPhoneも対応機種に加わるとすれば、対応機種も増え、VoLTEの高音質通話を実感する機会も増えるかもしれません。
気になるのはやはりauの動向でしょうか。CDMA2000を採用するauは、音声通話が昔から他社よりも低品質で、さらに通話中のデータ通信不可など、根幹部分に問題を抱えてきました。音声通話を全てをLTEネットワーク上で完結するVoLTEにiPhone 6 / 6 Plusが対応するとなれば、そうした電話としての弱点を一気に克服できる可能性があります。個人的にはVoLTE対応後はauのSIMを挿したSIMフリー版iPhone 6をメイン機にしたいところ。
ここで疑問となるのは、auがどのようにiPhone 6 / 6 PlusをVoLTEに対応させるかです。なぜならau VoLTEは、VoLTE対応SIMカード(nanoSIMカード Ver.4)が必須とアナウンスされているからです。auショップなどで対応SIMカードへの交換が必要となるのでしょうか?それとも単純にアップデートだけで対応できるものなのでしょうか?
また、iPhone 6 / 6 Plusの発売以降に発表した「Xperia Z3 SOL26」「Galaxy Note Edge SCL24」が、なぜかau VoLTEに対応しない理由を、「開発のタイミング」などと弁解していましたが、もしiPhone 6 / 6 Plusがアップデートだけで対応できるなら、そのあたりの機種も実は対応できたのでは?とも思うところ。evleaksJPも、HTCがHTL23向けにVoLTEアップデートを準備していたと伝えています。実際にそのアップデートが実施されることはありませんでしたが。
auのスマートフォンの最大の欠点が克服される可能性のある話だけに、今後の動向が気になるところです。