LG G2(L-01F)の魅力のひとつに光学式手ぶれ補正を搭載した1300万画素のカメラが上げられる。いくつかの作例の元、引き続きレビューを行っていく。
庭先に落ちていた、柿の木の落ち葉を撮影した。気軽に写真をスナップできるのが、スマートフォンのカメラの良いところだろう。
ぐっと被写体に寄って撮影。落ち葉の葉脈も細かく描画されている。スマートフォンのカメラは接写(マクロ)に弱いことがあるが、フォーカスの速度も素早く綺麗に撮影できている。
庭先に置いてあるタヌキの置物。
西日が差す中で、庭に置いてある植物を撮影。背景にもう少しボケみが欲しいところだが、スマートフォンのカメラなら満足できる。
観葉植物の下に生えていたクローバーにずずっと寄って撮影。こちらも綺麗にとれていて感心する。
家に住み着いた野良猫を撮影。悪人面である。撮影した場所は家の北側であり、光量が少ないこともあってかやや暗めになっている。
完全に暗くなった後「フラッシュ強制発光」で真っ暗な中を撮影してみた。結果としてISO感度が6400まで上がり、全体的にべたっとした絵になった。これが光源のない暗所での撮影の限界といえるだろう。
やや暗めの部屋で撮影。お気に入りの餃子のストラップである。特に深い意味は無い。
夜景を撮影したかったのだが、筆者の自宅周辺には田んぼしかなく、街灯もない。そのため、真っ暗な部屋にロウソクを置いて撮影をしてみた。 この撮影状況が夜景撮影に近いだろう。手ぶれをすることも無く、ピシッと撮影ができたことには驚いた。
動画性能をチェック
続いて動画の性能を確認していこう。本来であれば、そのままの画質で動画をお届けしたいのだが、Youtubeの仕様上フレームレートが30fpsに固定されてしまうようだ。
Youtubeにアップロードする前の1080p 60fpsの動画はFlickrにアップロードしたので、そちらをご覧いただきたい。
続いてムービー撮影の変わり種機能を確認する。これは、動画の一部分を選択してズーム表示ができる機能だ。予想以上におもしろい動画が撮影できる。
撮影中にズームする被写体を移動させられることや、ズームのウィンドウも移動させられ、よく考えられた機能だ。
マクロが綺麗!動画も想像以上
作例とともに見ていったが、スマートフォンのカメラとしては、綺麗に撮影できているのではないだろうか。特に接写に強いのが、物取りをする筆者からするとうれしいポイントだった。また、暗い中でも光源があれば、綺麗に撮影できたことも触れておきたい。
動画は1080pの60fpsで録画可能で、現実的に利用する画質を考えれば十分な動画性能を持っている。また、光学式手ぶれ補正は動画中でも動作するため、暗い中でも手ぶれを気にすることなく動画を撮影できるのもポイントである。
最後に
以上で今まで3回に分けてレビューを掲載してきた LG G2 のレビューは終了だ。トータルで見ても非常に良くできたスマートフォンであり、昨今のトレンドを踏まえて、必要な性能はすべて備えている。
LG G2 を製造するLGエレクトロニクスは Nexus5 の製造も行っており、品質にも折り紙付きだ。是非、購入を検討して欲しい一台である。