BCNは、最新の国内携帯市場の売れ筋ランキングを発表しました。集計期間は2014年2月24日~3月2日の1週間。
それによれば、上位10位は以下の通り。
- iPhone 5s 16GB(SoftBank)
- iPhone 5s 16GB(au)
- iPhone 5s 16GB(NTT docomo)
- iPhone 5s 32GB(SoftBank)
- iPhone 5s 32GB(au)
- iPhone 5s 32GB(NTT docomo)
- みまもりケータイ3 202Z
- Xperia Z1 f SO-02F
- AQUOS PHONE Xx mini 303SH
- GRATINA KYY06
首位のSoftBank版 iPhone 5s 16GBに続いて、6位までを各事業者のiPhone 5s 16GB /32GBモデルが独占しています。やはり日本市場におけるiPhoneのブランド力と、値引きの凄まじさを思い知らされます。
7位にはZTEのSoftBank向けのみまもりケータイ3がランクイン。こちらは子供向けの音声端末ですが、iPhoneの割引を盛るための副商材としての需要も考えられます。
7位はNTT docomoのXPERIA Z1f、8位はSoftBankのAQUOS PHONE Xx mini 303SHが健闘。いずれも4インチ台の、現在では比較的小型のディスプレイを搭載した機体です。このランキングのトップ10位に、5インチ以上の大型機の姿は見えません。
10位にはau向けの京セラ製フィーチャーフォン GRATINA(グラティーナ)がランクインしています。
1~6位までをiPhoneが占め、7~10位にも本来「傍流」であるはずの機種が入っており、主流となるべき5インチ以上のスマートフォンはそれらの後塵を拝している状況です。
11位から20位においてもフィーチャーフォン2機種とドコモのキッズケータイが入っていますが、2社のXPERIA Z1(SO-01F / SOL23)とAQUOS PHONE ZETA SH-01Fなど比較的最新の5インチ台のスマートフォンが無事ランクインしています。どこの販売店でもMNP一括0円がデフォルトとなっているKDDIのisai LGL22は15位に入っています。
日本市場が特異であることや、小型機を望む日本人も少なくないことを踏まえ、各メーカーともに作戦を練る必要があるのかもしれません。
情報元:BCN