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サムスン、国内市場シェア3位に躍進。Galaxy S8よりもGalaxy Feelに注目

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 市場調査会社Strategy Analyticsは、4~6月期における日本国内のスマートフォン市場のシェアを発表しました。

 それによると、3位がシェア8.8%でSamsungだったとのこと。Samsungの前年同期は3.8%と低いシェアであったことから、大きく伸ばしたことになります。日本国内で2013年には10%以上のシェアでしたが、近年不調でしたので、4~6月期はここ4年で最も売れた形となります。

 他のシェアは、1位は41.3%でApple、2位は16.3%でSony Mobile、4位は6.3%でSHARP、5位は6.1%で富士通となっています。

 なぜSamsungがシェアを伸ばせたのか?Strategy Analyticsは、Galaxy S7 edgeとGalaxy S8シリーズが要因であるとしています。Galaxy S8シリーズの発売は6月初旬であり、今回の分析は4~6月期のもの。

 BCNの発表する数字と照らし合わせると、実はGalaxy S8シリーズは登場当初こそ瞬間風速的に販売数上位に食い込んでいたものの、それがピークで、現在に至るまで低調な販売数のまま推移しています。ストラテジーアナリティクスの調査結果をもって即ちGalaxy S8が絶好調……とまでは断定できないのです。

 これに対してずっと好調なのが、NTT docomoから販売されている格安端末「Galaxy Feel SC-04J」です。6月15日の発売以降、現在に至るまで、販売ランキングでも長らく上位をキープし続けています。

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 Exynos 7870搭載で4.7インチの海外モデル「Galaxy A3」をベースに、防水防塵・FeliCa・ワンセグ・ストラップホールに対応させた日本市場向けの廉価モデル。機種代金は3万円台後半。月々サポートは付きませんが、毎月1500円の割引が半永久的に得られる格安料金プラン「docomo with」が適用可能な機種であるため、料金プラン目当てで選択するユーザーも多いようです。

 現在、「docomo with」を適用可能な機種は「arrows Be F-05J」「Galaxy Feel SC-04J」の2機種のみ。ドコモオンラインショップでの定価はarrows Beは税込み2万8512円、Galaxy Feelは3万6288円。

 Galaxy FeelはExynos 7870、実行メモリ3GB、ストレージ32GBなど、まだ実用的なスペックであるのに対し、arrows BeはSnapdragon 410、実行2GBメモリ、ストレージ16GBなど、今では辛いスペックをしていますが、端末代金の安さと料金プラン目当てのユーザーが多いのか、こちらもGalaxy Feelほどではないものの売れ続けています。

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 次の7~9月期のデータが出た時には、SIMフリー・格安スマホ・MVNOの伸張に対抗する大手キャリアの戦略的な端末に抜擢されたGalaxy Feelの存在感が、より一層クローズアップされるのでは、と予想します。

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