米国防総省は、米軍基地内の購買店でHuaweiとZTEのスマホを取り扱うことを禁止しました。
これに関連し、台湾の防衛を管轄する行政機関「中華民国国防部」の国防部長が答弁した内容を、複数の台湾メディアが報じています。
民主進歩党の蔡適院議員からのセキュリティに関する質問を受け、国防部長が回答したところによれば、台湾の軍隊「中華民国国軍」では、中国(中華人民共和国)メーカーの通信機器を使用することは、完全に禁止されているとのこと。
さらに装備調達規則において、購入した携帯電話端末は、製品の開発国・メーカー型番などを報告する義務が明確に規定されているとのことです。
台湾は安全保障において中国の脅威を最も深刻に受けている立場上、この手の問題には過敏にならざるを得ません。当然のごとく、既に国軍における大陸製品は排除されている模様です。
米国防総省スポークスマンは、ZTEやHuaweiの製品が軍の人員・情報・使命に容認できないリスクを与える可能性があると述べています。米ウォール・ストリート・ジャーナル紙は、米軍が警戒しているのは、中国人民解放軍がHuaweiやZTEの製品を使って米軍兵士の正確な位置情報を掴むことであるとも報じています。