経済産業省は、日本提案の個人認証可能なIoT機器に搭載セキュアエレメントの信頼性に関する国際規格案の審議が開始されることになったと発表しました。
海外ではデジタル運転免許証などスマホでの身分証明管理実用化に向けた研究・実証が進んでおり、その信頼性やセキュリティといった課題に対処するための国際的な基準が検討されているといいます。
セキュアエリア(OSの異常時でも安全にデータ保存と処理を行える領域)の信頼度に確認する仕組みについて、に関する提案を日本から行ったところ、2020年5月にISO/IEC専門委員会で正式に承認、国際標準化の審議が開始されるとのこと。2022年の国際標準化を目指すとしています。
規格が成立、規格が実装されたモバイル端末が普及すれば、スマホでの身分証明書を安心して利用できる環境が構築でき、スマホを通じたオンラインでの本人確認や資格確認の利用拡大が期待できます。