HUAWEIから発売された新型スマートウォッチ「HUAWEI WATCH FIT 3」を数週間使っているのでレビューします。
HUAWEI WATCH FIT 3の特徴
- 1.82型AMOLEDディスプレイ
- 最大輝度1500nits
- 5ATM防水
- 通常使用で約10日間、ヘビーユースで約7日間持続
- GPS内蔵
- iOS&Android対応
- 価格2万3980円から
HUAWEI WATCH FIT 3の外観
HUAWEI WATCH FIT 3の付属品は以下のとおり。
- 充電ケーブル
- クイックスタートガイド
- 保証とアフターサービス案内
こちらがHUAWEI WATCH FIT 3本体。1.82型AMOLEDディスプレイを備えており、高精細で美しい画面表示のスマートウォッチです。
前モデルのHUAWEI WATCH FIT 2は縦長の形状でしたが、今作から正方形になりました。ベゼルは若干狭くなったようですが、普段Apple Watchを使っている筆者からするとまだまだ太め。黒系の文字盤でないとデザイン的に野暮ったい印象を受けます。
正直、Apple Watchに酷似しているのは否めません。「あ、HUAWEIのスマートウォッチだ」と思う人はほぼいないでしょう。ただ、よくある「見た目だけApple Watchな製品」とは一線を画すクオリティですから、似ているだけで敬遠するのは早いかなと思います。
サイドには「デジタルクラウン」と「ファンクションボタン」を搭載。シルバーカラーのみ赤のワンポイントが追加されており、他のカラーは本体色に合わせた色合いです。
反対側にはスピーカー穴。
背面はセラミック風に仕上がっており、各種センサーを備えます。充電端子は前モデルのHUAWEI WATCH FIT 2やHUAWEI Band9と共通です。
バンドはナイロン素材のものを選びました。フルオロエラストマー素材のバンドと比べてサイズ調整がしやすく、通気性も優れています。
バンドのつけ外しはワンタッチで可能。気分や場所に合わせて自由に付け替えられるのがいいですね。
HUAWEI WATCH FIT 3の使用感
HUAWEI WATCH FIT 3のディスプレイは屋外でも見やすく、自動輝度調整に対応しているので親切設計。画面サイズはちょうどよい大きさで視認性もよいです。
Always On Display(AOD)に対応しており、腕を傾けずに時間の確認ができます。
デジタルクラウンのレスポンスは非常によく、画面遷移やスクロールはとても滑らか。FIT 2では若干もっさりとした操作感だったのでだいぶ進化しています。クラウンを回すと触覚フィードバックがあるのですが、安っぽい振動じゃないので好感が持てます。
本機はスピーカーとマイクを備えており、Bluetooth通話や単体での音楽再生が可能です。ちなみに、音楽のストレージ機能はAndroidのみ対応しています。
Androidとのペアリング時のみメッセージ返信が可能。iOSでは返信ができない点に注意しましょう。
ヘルスケア周りは他社のスマートウォッチと同様。特に設定しなくとも、自動で各種モニタリング測定をしてくれます。測定した記録は専用アプリ「HUAWEI ヘルスケア」から確認できます。
HUAWEIの睡眠ログはかなり詳細に教えてくれます。睡眠時間や浅い・深い睡眠、睡眠時の呼吸の乱れなんかも検知するので、自分の睡眠の質を詳しく知りたい人におすすめです。「自分ではイビキをかかないと思っていたけど、睡眠ログを取ったら何回か呼吸の乱れがあった」なんてことも。
新しく「ボディメーカー」という機能が追加されています。安静時と活動時の消費カロリーを合計した総消費カロリーを算出してくれ、カロリー管理がひと目で可能。カロリーは自分で入力する必要があるのが面倒ですね。食品を選ぶだけでおおまかなカロリーを割り出してくれますが、入力を習慣化しないとすぐ忘れてしまいそう。
バッテリー持ちですが、以下の条件で使っていたところ、6日程度持ちました。
- AOD:ON
- ワークアウト使用せず
- 明るさ自動調整:ON
- ヘルスケアモニタリング:心拍数のみ自動測定、その他は手動測定
メインで使っているAppleWatch Series 6は毎日充電が必要なので、乗り換えたいくらいです。「充電を忘れたらアウト」が無いのが素晴らしい。
総評
2万円ちょっとで買えるスマートウォッチとしては申し分ないと思います。デジタルクラウンやファンクションボタンはAppleWatchから乗り換える人でも違和感なく使えますし、UI周りや機能性は前作から進化してより便利になりました。
スクエア型で低価格なスマートウォッチを探している人には、かなりおすすめできる一台です。興味あればぜひチェックしてみてください。