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CMF Watch Pro 2 レビュー。唯一無二のデザインに大満足、接続性に課題

 NothingのサブブランドCMFから新作のスマートウォッチ「CMF by Nothing Watch Pro 2(以下、Watch Pro 2)」が発売されました。筆者はApple Watchユーザーですが、使い勝手が良すぎるので乗り換えようか迷っています。2週間ほど使ってみたのでレビューします。

CMF by Nothing Watch Pro 2の概要

  • スリムで丸いアルミボディ
  • ベゼルは交換可能
  • GPS内蔵
  • 1.32型AMOLEDディスプレイ搭載
  • 約11日間バッテリー持続
  • 歩数や心拍数、SpO2、睡眠分析、天気予報などの表示が可能
  • お値段1万1000円(税込)

CMF Watch Pro 2の外観

 付属品は以下の通り。

  • 充電ケーブル
  • 説明書

 こちらがWatch Pro 2本体です。ケースはサラサラとした手触りのアルミボディ。前作と比べて細部のクオリティやデザイン性が良くなっており、低価格を感じさせない風貌になっています。ラウンド型になったことでより時計らしく生まれ変わりました。

 ミニマルなデザインが好きな筆者にはぶっ刺さるスマートウォッチで、カジュアルな服と合わせるとコーデにアクセントが付いて良いです。

 ベゼルが交換できるのが特徴。回すと取れるので、他の色と着せ替えることが可能です。今回はアッシュグレーを購入しましたが、他の色だと丸みを帯びたベゼルになっています。そちらのほうがよりポップな見た目になりますね。

 ボタン類は大きめのデジタルクラウンのみ。前作は画面に触れてスクロールする必要があってストレスを感じていましたが、デジタルクラウンを回すだけで済むので楽です。

 ディスプレイサイズは1.32型とそこまで大きくはないのですが、ベゼルが太いので存在感がかなりあります。

 今回買ったアッシュグレーはラバーベルト。オレンジとブルーはレザーベルトが付属するようです。フルオロエラストマーではないので質感はそれなり。色によってはホコリが目立つなといった印象です。

 シンプルな文字盤と合わせるとミニマル感満載の可愛らしい時計です。シンプルすぎて安っぽく見えるかな?と思っていましたが、実際に装着すると全くそんなこと思いません。1万1000円でこのクオリティなら何も言うことなし。低価格でも十分デザインを楽しめる一台です。

CMF Watch Pro 2を使ってみて

 Watch Pro 2はディスプレイの発色がとても美しく、価格を感じさせない造り。ピーク輝度620nit、自動調光対応、リフレッシュレート60Hz対応ということで性能は申し分ありません。

 ちょっと驚いたのがベゼルの狭さ。筆者が以前愛用していたPixel Watch 2はベゼルが太く野暮ったい印象でしたが、Watch Pro 2はかなり攻めています。

 ウォッチフェイスのデザインは100種類程度あります。一般的な時計のデザインや独自性の高いものまで幅広く、どれもセンスが良いです。ウォッチフェイスごとに機能の割り当てや配色のカスタマイズができます。

 前のモデルだとキーカラーの赤やオレンジ以外選択できなかったのでとても嬉しい変更点。筐体のデザインがシンプルなので、カラー変更だけでも雰囲気がガラッと変わります。

 UI周りは前作から一新されており、よりシンプルな見た目になりました。ウィジェット機能が追加されており、いちいちアプリを開かなくてもスワイプ操作で天気予報やフィットネスデータなどの情報を確認できます。

 前モデルではいたるところにNothingおなじみのドットが使われていましたが、今作ではかなりおとなしめに。ちょっと個性が薄くなった気もしますが、これはこれでありかなと感じています。

 新しく追加されたデジタルクラウンの操作感は良好。回すと軽い触覚フィードバックを感じられるので、このあたりの細かいところも抜け目ありません。

CMF Watch Pro 2の機能周り

 Watch Pro 2では心拍数や睡眠スコア、ストレス数値、SpO2などの計測が可能。また、120種類のワークアウトにも対応しています。低価格ながらGPSを内蔵しているので、単体でのGPSワークアウトもOK。

 計測したデータはWatch Pro 2本体や専用アプリ「CMF Watch」から確認できます。

 アプリ関連で気になるところが一つあって、それは「アプリとの接続が切れることが多い」ことです。

 体感、朝起きるとアプリとの接続が切れている事が多く、そのたびに再接続しないといけません。アップデートが何回かありましたが、現在も特に改善されておらず。アプリを開けばいいだけの話ですけど、この辺りは正直いただけません。

 睡眠ログはそこまで情報量が多くありません。深い・浅い睡眠がどれくらいかだけ教えてくれます。HUAWEIのスマートウォッチは睡眠ログが充実しており、いろいろな角度から睡眠のアドバイスをしてくれますが、Watch Pro 2はだいぶ控えめな印象です。

 本体にスピーカーとマイクを備えているのでBluetooth通話ができます。また、iOS端末とペアリングすることでリモートシャッター機能が使用可能。

 通知はこんな感じで表示されます。ちなみにメッセージ返信機能は非対応。LINEのメッセージ返信はできません。

 常時表示はもちろん対応。スケジュール設定もできます。

 バッテリー持ちは通常使用で11日、ヘビーユースで9日間とのこと。ヘルスケア周りはデフォルトだとOFFでしたので自動計測をONにし、常時表示をONにした状態で使用。一日だいたい12〜15%程度消費するので、1週間以上はもってくれました。

総評

 たまに接続が切れる問題以外、特にデメリットらしいところはない気がします。唯一無二のミニマルデザインなので、気に入る人には強烈にぶっ刺さる一台だと感じました。

 バンドやベゼル好感で見た目がかなり変わるので、飽きのこない仕様なのも嬉しいですね。筆者は追加でレザーバンドを購入しようか迷っています。

 スマートウォッチ入門機にも向いていますし、Apple Watchから乗り換えたい人にも十分おすすめできるモデルでしょう。興味あればチェックしてみてください。

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