弊誌はアフィリエイト広告を利用しています。

AIペンダント「Friend」の公式プロモ動画がホラーすぎると物議

Friend AIのプロモ動画がディストピアすぎると物議 ai-pendant-friend-promo-video-horror-controversy

 「友達」の宣伝がホラーだった。

 AIが「友達」を名乗る時代、その売り方はどこまで不気味になれるのか。首から下げるペンダント型AIデバイス「Friend」が、自社プロモ動画の不穏さで改めて物議を醸しています。Android Policeが伝えています。

 Friendは、Avi Schiffmann氏率いるスタートアップの129ドルのウェアラブルAIコンパニオンです。直径約5cmの白い円盤にマイクとBluetooth、9つのLEDを内蔵し、カメラもスピーカーもなし。スマホアプリ経由でテキスト返答する仕組みで、Schiffmann氏自身は「話せるたまごっち」と表現しています。

 問題はFriend Media ChannelがYouTubeで公開した番号付き短編動画群です。登場人物の実名は出さず番号タイトルで示す構成を、Android Policeは「政府の研究記録めいた無機質さ」と評しました。各短編は黒背景に白字の「Friend」で締めくくられ、Andy Boxall氏はその雰囲気を映画「Dogtooth」や「Caché」になぞらえています。

 奇妙なのは、Schiffmann氏本人がCNNでAIとの関係性を率直に語る姿とのギャップです。Android Policeも、AIコンパニオンには本来の価値があり得るのに、この売り方では「切実に孤立した人向けのニッチなサービス」という誤解を深めかねないと指摘しています。

 Friendへの風当たりは以前から強めです。SF Standardによると、2024年7月の発表動画はXで2610万回再生を記録。2025年にはニューヨーク地下鉄で95万ドル規模の広告キャンペーンが展開され、車内広告1万1000枚と駅ポスター1000枚が掲出されましたが、「AI wouldn’t care if you lived or died」などの落書きが相次ぎました。Schiffmann氏は反ユダヤ主義を含む嫌がらせを受け、Instagramアカウントを削除したとされています。

 製品レビューも厳しめです。Fortuneのレビュアーは応答に7〜10秒の遅れがあり、会話の断片しか拾えず、ユーザー名まで忘れられたなどの報告も。

 Android Policeは、RazerのProject AvaやHonorのRobot Phoneへの反応にも触れつつ、今回の短編動画群はAIコンパニオンへの懐疑を和らげるどころか強めてしまうとみています。AIに「友情」を語らせたいなら、少なくとも人を不気味な実験対象のように見せる宣伝は逆効果でしょう。

すまほん!!を購読しませんか?

Twitterでも最新更新を配信・通知しています

フォローする 再度表示しない