らくらくスマホが5位、だと…?
BCNによると、8月13日から8月19日における、国内市場での売れ筋上位10位は、次の通りです。
1 SAMSUNG GALAXY S III SC-06D
2 富士通 ARROWS X F-10D
3 Apple iPhone 4S 16GB(SoftBank)
4 iPhone 4S 16GB(au)
5 富士通 らくらくスマートフォン F-12D
6 NECカシオ MEDIAS X N-07D
7 SONY Xperia SX SO-05D
8 富士通 REGZA Phone T-02D
9 パナソニック ELUGA V P-06D
10 SONY Xperia GX SO-04D
先週は1位だったXPERIA GXは、10位へ転落。XPERIA SXは7位に踏みとどまっています。夏モデルのXPERIAはそもそもSnapdragon S4の供給不足により、生産数が絶対的に不足していたことから、今回の「息切れ」は、いわば想定の範囲内ではあります。
代わりに1位はGALAXY S3が再び王座を奪還。ELUGA Vが10位以内に浮上しています。
注目すべきは、らくらくスマートフォンが5位にランクインしたことでしょうか。やはり長年のロングセラーのブランドであり、日本の人口比率を考えれば頷けるところではあります。
そうした高齢層のユーザーにスムーズに移行してもらえるよう、スマートフォンをうまくお年寄り向けに解体、再定義したUIは新鮮ですし、感圧式のようにタップを実際に押し込む必要がある新しいタッチパネルも秀逸。しかしながら従来のらくらくホンと同じUIも選択可能であるなど、非常によくできた機種です。
高齢層を狙わなければならない、尚更AndroidというOSと平らな筐体でコストを下げなければならない……そうした制約下で、破綻なくらくらくホンの世界観を再構築し、実際に販売ランキング上位に食い込んでいるのは、本当に凄いと思います。ハイエンドモデルのこれまでの醜態など無かったことにして、富士通を応援したい気持ちでいっぱいになります。
Source:BCN