KDDI版Xperia Z3 SOL26を購入したのでレビューします。
2014年後期のフラッグシップに位置付けられてはいるものの、ハードウェアスペックも目ぼしい進化はなく、DSEE HXなどZ3の目玉機能を含んだソフトウェアアップデートがZ2に降ってきていることもあり、Z2ユーザーにとってはあまり買い替えの必要のない機種です。個人的にXperia Z3 Compactも持っているので、なおさら見送っても良かったのですが、単純にMNP一括特価で安かったため。毎月割減額直前だったこともあり拾っておきました。
付属品は卓上ホルダ、卓上ホルダ用のアダプター、ワンセグアンテナを兼ねたケーブルです。
背面にはZ2に引き続きガラスを採用。国際版とは異なり下部にはキャリア型番、中央にはXPERIAロゴが配置されています。これでもドコモ版のSO-01Gよりはマシです。
ディスプレイは5.2インチFull HD解像度のIPS液晶を採用しています。ただし傾向としてはXperia Z2が色温度が低いのに対し、Z3は色温度が高いです。ここは好みが分かれるところ。最大輝度は向上しているので屋外での視認性はZ3が上です。
こちらの記事の通り、ガラスフィルムGlas.tR SLIMを貼り付けています。
Xperia Z3およびZ3 Compactのホワイトモデルは、前面のベゼルまで白色となっています。海外のローエンドモデルでは白色のベゼルが採用されたこともありますが、国内モデルとしては新鮮に感じます。
魅力的なパープルが無くなったのは非常に残念ではありますが、カッパーの色合いはその穴を埋めるには十分です。ゴールドというよりも、まさに銅のような色合いで、iPhoneと比べても高級感があるように思います。
スピーカーは前面に。ガラスに穴が開くような形なので、ここはZ2の方が好きという人も多いかもしれません。
Z2と比べて電源ボタンなどが簡略化されており、ソフトウェアのフラットデザイン化に迎合するものでしょう。この点、Google製のアプリがフラットデザイン化されているのに対し、Sony製のアプリのデザインが刷新されていないのは残念かもしれません。
厚みはXperia Z1が8.5mm、Z2が8.2 mmであるのに対して、Z3の7.3mmにまで薄型化。iPhone 6 Plusは7.1mmです。競合の薄いと言われているフラッグシップに追いつく形に。重量もZ2より少し軽くなっています。
ただZ2からわざわざ買い換えるべきか?というと微妙です。Z1やZL2からの買い替えならその差をはっきり感じられるでしょう。グローバルモデル準拠なのでアップデートされる期間も長いものと思われます。
動画レビューはこちら。
もちろん今、キャリアで買えるスマートフォンとしておすすめは?と訊かれたら、Xperia Z3を挙げます。ぜひ購入候補に検討してみて下さい。