Android Centralが伝えるところによると、LG電子と自動車メーカーAudiのコラボしたスマートウォッチがCES2015でお披露目されました。この時計はステンレススチール、サファイアクリスタルとレザーストラップによる美しいデザインを持っています。
LGは既にG Watchシリーズをリリースしているので、Android Wearかと思ってしまいがちですが、実際に実行されているOSはオープンWeb OSです。CPUはSnapdragon 400 MSM8626で、製品の型番はLG-W120Lとなっていますが、正式名称やブランドはまだ決定していないようです。
WebOSは、Palmの開発したOSですが、PalmはHPに買収されたものの、HPが持て余した結果、Palmブランドは中国TCKに、Web OS関連事業はLGに売却されています。
側面中央のボタンを押すと、LGのスマートフォンに似たアイコンで、アプリの一覧が表示されます。電話、メッセージ、音楽、カレンダー、電子メール、LG Healthなどが並びます。この時計はスマートフォンとの連携もなく、単独で携帯電話として利用可能。さらにAudiの自動車を制御するアプリも組み込まれています。
詳しいリリース時期はまだわかりませんが、韓国キャリアのアプリがインストールされているようなので、韓国市場での投入が計画されているかもしれません。
スマートフォンで成功していないTizenがテレビのOSに、同じく成功しなかったWeb OSがLGがのテレビや腕時計に搭載されるというのは、面白い流れですね。