世界のサプライチェーンにも大きな影響を与えている新型肺炎ですが、Apple CEO・クックは2月28日、米国アラバマ州で開催されているイベントで新型コロナウイルスによるAppleの事業への影響について触れ、「中国はコロナウイルスを制御しつつある」「Appleの在華工場も操業再開へ入っている」と、「楽観」している考えを示したとのこと。騰訊網が伝えました。
同報道によるとクックは「中国は新型コロナウイルスを制御しつつあると思う。発表されている数字を見ると、日に日に少なくなっている。よって、あそこの状況については非常に楽観している」と、中国での新型コロナウイルス騒動は収束へ向かっているとの考えを話しました。
また、Apple自身の事業についても、「サプライヤーの方も、みなさん知ってのとおり、iPhoneは世界各地で生産している。米国のコア部品もあれば、中国のコア部品もある。既に我々は中国の工場を新たに開放しており、これらの工場では正常業務を回復するプロセスに入っている」と、既に中国での事業を「平時モード」へ移行し始めたようです。
なお、以上の発言から2週間前、Appleは中国の店舗閉鎖と供給の問題により、Appleは今年第1四半期の営業収入目標の達成が不可能になったと発表していたとのこと。Appleによる次回の決算公告は、4月に発表される予定。
騰訊網の報道によれば、先週、クックCEOはApple社内内部メールで、新型コロナウイルスのiPhone製品と生産への影響により、3月度の営業収入予想は実現が困難になったとしつつも、既に多くの企業が生産を再開しているそうです。
以上、封鎖されている武漢並びに湖北省を除いて中国各地で新規感染がストップしているとされていますが、Appleも同様の判断をしたようです。
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