Samsung Displayは、ラスベガスで開催されている家電見本市「CES 2023」において、折り畳み式とスライド式を両立するディスプレイの「Flex Hybrid」を発表しました。
詳細に関しては明らかにされていませんが、Flex Hybridは「折って、伸ばす」の2段階を経ることが可能で、10.5インチの4:3ディスプレイから、12.4インチの16:10に拡張できるようです。
同様のコンセプトとして、TCLが昨年3月のMWCで発表した「FOLD’n Roll」があります。
Samsung Displayは昨年9月、Intelの発表に合わせ、同様の大画面フォルダブルPC「Flex Slideable Duet」を発表していますが、これは両側から伸ばすだけでした。
This looks great… #Samsung shows off its slidable display at Intel Innovation event pic.twitter.com/VPIx71eoEY
— Mathures Paul (@MathuresP) September 27, 2022
構造上、Z Foldシリーズのような折り畳みスマホに採用することが期待できます。そうでなくとも、極限まで小さく持ち運べるモバイルディスプレイ等々、使い道は広そうです。
今回のFlex HybridはあくまでSamsung Displayの技術力を誇示するものであって、このままでの形の製品化はありません。将来的にこの技術を用いて、新たな形のフォルダブルスマホを投入してほしいところです。