
NXTPAPER & AMOLED
鮮やかなのに目に優しい有機EL?
TCLは2026年3月2日、MWC 2026で新しいディスプレイ技術「NXTPAPER AMOLED」のプロトタイプを披露しました。年内にTCLブランドのスマートフォンへ採用する計画だそうです。Android Authorityが伝えています。
TCLのNXTPAPERシリーズは、これまで主に液晶パネルをベースに目への負担を軽減する独自のブランディングを展開してきました。例えば「NXTPAPER 70 Pro」の最大輝度は900ニト程度とされ、明るい屋外では高輝度な有機EL機に比べて不利になりがちだったといいます。NXTPAPER AMOLEDでは有機ELの鮮やかな表示性能を維持しつつ、NXTPAPERならではの目に優しい特性との両立を狙っています。
TCLによると、有害な青色光はNXTPAPER 4.0比で15%低減し、最小で2.9%まで抑えられるとのことです。円偏光率も従来の57%から90%へ引き上げ、自然光に近い光の性質を目指したといいます。ナノマトリクスリソグラフィ技術による反射防止加工をAMOLEDパネルに施し、周囲の映り込みを抑えながら画面の鮮明さを保つとしています。これらの数値は社内試験に基づくものだそうです。
ピーク輝度は3200ニトに達し、屋外の直射日光下でも画面を確認しやすいとのことです。色域はP3広色域を100%カバーし、色精度もΔE 1未満でプロ用途にも耐える水準だといいます。リフレッシュレートは120Hzに対応するほか、暗所での利用を想定して最低輝度を1ニトまで落とせるそうです。
| 項目 | NXTPAPER AMOLED |
|---|---|
| パネル種別 | 有機EL(AMOLED)+ 反射防止(AG)技術 |
| ピーク輝度 | 3200ニト |
| 最低輝度 | 1ニト(最小) |
| リフレッシュレート | 120Hz |
| 色域 | P3 100% |
| 色精度 | ΔE 1未満 |
| 有害青色光 | 最小2.9%(NXTPAPER 4.0比15%低減) |
| 円偏光率 | 90%(従来57%) |
| 反射防止技術 | ナノマトリクスリソグラフィ |
TCLはこの技術を他社へライセンス供与する予定はなく、自社製品で展開する方針で、年内の発売を目指すそうです。
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