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【悲報】中国向けグラボ「NVIDIA RTX 5090 D v2」、中国が輸入禁止に?

 性能を絞っても、中国はノー。

 なんと米中GPU戦争に新展開です。香港のテックメディアHKEPCは、中国海関(中国の税関当局)から物流会社に対し、NVIDIAの中国向けGPU「GeForce RTX 5090 D v2」には輸入通行証を発給しないとの通知があったと、ボード業者の話として伝えています。Tom’s HardwareはFinancial Timesを引用し、同製品が2026年5月15日に中国税関の禁止貨物リストへ追加されたと伝えています。

 RTX 5090 D v2は、米国の対中輸出規制に抵触しないようNVIDIAが性能を絞った中国専用のゲーミングGPUです。本家RTX 5090と比べてビデオメモリ容量とメモリ帯域を削り、公称AI性能も抑えた仕様で、ゲーマーやクリエイター向けに投入したモデル。ところが、上位AI GPUを入手しづらい中国のAI開発者らが、AI用途でも利用していたと伝えられています。

 タイミングがまた絶妙です。輸入禁止の報道自体は訪中後に出ましたが、Tom’s Hardwareが引用したFinancial Times報道によると、禁止貨物リストへの追加は、NVIDIAのジェンスン・ファン(黄仁勳)CEOがトランプ大統領の訪中代表団に同行していた2026年5月15日でした。当初は同行リストから外れていたところ、ぎりぎりで加えられたとされるなかでの一撃です。中国側から「歓迎しない」のサインを送られた、と受け止められてもおかしくありません。

 中国のグラフィックカード関連業者は「なぜ禁じられたのか海関の意図はわからない」としつつ、業界関係者の見方として「中国政府がRTX 5090 D v2を侮辱的な格下げ製品と捉えている可能性がある」との仮説を紹介しています。一方、FTを引用した報道では、北京が国内AI企業に国産チップ採用を促す圧力としても解釈されています。

 米国は上位AI GPUの対中輸出を絞り、中国は格下げ版すら拒む。NVIDIA中国戦略は両側から締め上げられている格好です。

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