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イーロン・マスク氏が共同設立したNeuralink、脳に接続するチップの被験者を募集開始

 テスラCEOのイーロンマスク氏が共同設立したNeuralinkは、初の人体に対する治験の承認を当局から受け、被験者の募集を開始したことを発表しました。

 この研究の目標は、人々が思考だけでコンピューターのカーソルやキーボードの操作を行えるようになることであり、初期の研究では体に埋め込むN1インプラントや手術用のR1ロボットの安全性を評価することにあります。

 今回の治験の対象は、頸椎損傷やALS(筋萎縮性側索硬化症)による麻痺を持つ、米国内の18歳以上かつ州の成人年齢に達した人。治験にかかる期間は6年で、18か月の一次研究中は定期的な自宅訪問もしくは診療所へ出向く必要があります。

 手術では、バッテリーやチップなどを搭載したN1インプラントと、そこから伸びる髪の毛よりも細い1024本の電極を、専用のR1ロボットを用いて埋め込みます。N1インプラント本体は露出せず、ワイヤレスでの充電が行えます。

 N1インプラントは、N1 User appを介してコンピューターを制御。画像ではカーソル操作を行っています。2021年には、脳にチップを埋めたサルがケーブルの外れたジョイスティックを片手にPongをプレイしている動画が公開されており、この技術を人間に当てはめたものでしょう。

 覆いかぶさるように頭を固定し、細い針をチラつかせる手術用ロボットの見た目こそかなり恐ろしいですが、社会を大きく変え、障がいのあるなしによる格差を大きく埋める革新的な存在として期待しています。

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