SONYのXPERIA Z1f SO-02Fを購入しました。本機種は、NTT docomoの冬春モデルで、iPhoneと同程度のコンパクトサイズが特徴です。
幅はiPhone 5sが58.6mm、Z1fが65mm、Z1が74mm。厚みはiPhone 5sが7.6mm、Z1fが9.4mm、Z1が8.5mm。Z1fのサイズは非常に持ちやすくていいですね。重量感も適度にあり、ギッシリ詰まっている感じがとてもいいです。
化粧箱は国内モデル共通の簡素なもの。個人的にはグローバルモデルの化粧箱の方が好みです。
内容物もシンプル。充電ケーブルは付属しません。従来の卓上ホルダーにあたるマグネット式充電器が付属しているので、手持ちのmicroUSBケーブルを繋ぐことができます。マグネット式充電器が使えるあたりはXPERIA Z Ultra、XPERIA Z1と同様ですね。イヤホンジャックに繋ぐケーブルは、ワンセグアンテナを兼ねています。
なお、Z1と異なり、フルセグ/NOTTVには非対応。赤外線にも非対応なので、赤外線ポートはありません。おサイフケータイ/NFC、防水防塵には対応。2070万画素、GレンズのカメラはZ1と共通です。カメラはXPERIA Z1と同様、国内版ファームは画質にまだまだ改善の余地があるので、アップデートに期待したいところ。
基本的にはZ1をベースとしており、コンパクトながらもハイスペックな仕様です。
チップセット | Qualcomm (Snapdragon 800 MSM8974) 2.2GHz クアッドコア |
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ディスプレイ | 4.3インチ TRILUMINOSディスプレイ for Mobile 解像度 HD(1280 x 720) |
実行用メモリ(RAM) | 2 GB |
内蔵フラッシュメモリ | 16GB |
カメラ | メインカメラ 2070万画素 インカメラ 220万画素 |
バッテリー | 2300 mAh |
Android バージョン | 4.2.2 Jelly Bean |
サイズ | 127 x 64.9 x 9.4mm 140g |
カラー | Lime/Black/White/Pink |
その他 | 防水防塵 IPX5/8 ワンセグ、おサイフケータイ |
国内版Z1(SO-01F / SOL23)と比べると、内蔵ストレージ容量および解像度、電池容量が削られています。
電池容量に関しては、STAMINAモードによる省電力効果に期待しつつ利用していくつもりです。au版のXPERIAはSTAMINAモードに非対応なので、容量のわりには電池消費は早めですが、発売当初からしっかり対応してきたZ1f SO-02Fには拍手。
ディスプレイに関しては、私の購入した個体は非常に綺麗でした。左からiPhone 5s、XPERIA Z1、XPERIA Z1fです。
Z1fは視野角も非常に広く、満足です。Z1fと比べると、Z1はFull HDの高精細なディスプレイで、最大輝度も高く、とても快適なのですが、視野角が狭いです。Z1を買うべきかZ1fを買うべきか、迷っている方も多いと思うので、やはりディスプレイやサイズ感といったポイントを、実際に店頭でチェックすることをおすすめします。
Z1fは、ディスプレイの供給メーカーがJDIとAUOの二社となります。JDI製のディスプレイの方が綺麗だと感じました。sys/devices/mdss_dsi_panel/panel_idを(esファイルエクスプローラなどのファイラーアプリから)開くと、製造メーカーの確認が可能です。[2013 12/23 09:03]誤解を招く一文を削除いたしました。
また、色温度も製造メーカーによってばらつきがあるのが常でしたが、Z1fはホワイトバランスモードにも対応。画面の色彩の微調整が可能です。
大画面でハイスペックなモデルが増える中、スペックはそのままにコンパクトさを実現した本機種。Androidスマートフォンは欲しいけど、iPhoneのようなサイズとデザイン性が欲しい、そんなユーザーにぴったりのスマートフォンです。今後予想される個人的な不満点は、電池容量かもしれません。そのあたりも含めて、今後しっかり使いこんでいこうと思います。