BCNは、2014年4月7日~13日の1周間で、よく売れていた機種を発表しています。
2014年4月7日~13日 売れ筋ランキング
- iPhone 5s 16GB(SoftBank)
- Xperia Z1 SOL23
- iPhone 5s 16GB(au)
- iPhone 5s 32GB(SoftBank)
- iPhone 5s 32GB(au)
- isai LGL22
- GRATINA KYY06
- P-01F
- iPhone 5s 16GB(NTT docomo)
- iPhone 5s 32GB(NTT docomo)
3月と比べてもiPhoneの人気は思ったほどには衰えていないように見えます。
4月に入り、MNP一括特価の案件がささやかに見られるXPERIA Z1 SOL23が2位にランクイン。MNP一括どころか、機種変更向けにも一括3万1320円(元の定価は6万8040円だが、価格改定で半額以下)でばら撒かれているisai LGL22が6位に急浮上しました。KDDIの安売り機種が順位を上げた印象です。
他に順位を上げているのがフィーチャーフォンです。ランク圏外からPanasonicのP-01Fが8位にランクイン。京セラのGRATINAも7位に浮上しました。フィーチャーフォンの底力を見せつけています。
そういえば、狂気のキャッシュバック合戦が入り乱れていた3月の月間ランキングが出ていたので、こちらも振り返っておきましょう。
3月 売れ筋ランキング
- iPhone 5s 16GB(SoftBank)
- iPhone 5s 16GB(au)
- iPhone 5s 16GB(NTT docomo)
- iPhone 5s 32GB(au)
- iPhone 5s 32GB(SoftBank)
- iPhone 5s 32GB(NTT docomo)
- Xperia Z1 f SO-02F
- AQUOS PHONE Xx mini 303SH
- Xperia Z1 SOL23
- isai LGL22
「現金のオマケ」だったiPhoneとisaiを除くと、XPERIA Z1 f、XPERIA Z1、AQUOS PHONE Xx miniの3機種になります。(その3機種も、iPhoneとisaiほど俗悪ではないにせよ、一括特価は散見された) ファブレット・大画面スマートフォン全盛の今においては、「小型」とも分類されている4インチ台の機種が、このうち2機種も含まれていることになります。
SoftBankのAndroid端末はあまり売れているイメージはありませんが、確かにAQUOS PHONE Xx miniは、4.5インチディスプレイを持っていますが、解像度はFull HDで、Z1 fよりもベゼルが狭く、117gと軽量であることから、5インチ以下の小さめで持ちやすいスマートフォンが欲しい、と明確にビジョンのあるユーザーには、魅力的に映ったのかもしれません。(Z1 fは4.3インチHD液晶、ベゼルは太めで、140gなので、軽量化の余地はまだある)
9位にはXPERIA Z1 SOL23がランクインしていることからもわかる通り、やはりXPERIAの積み重ねてきたブランド力の強さを伺わせる部分があります。
SHARPも良い物を作ってきているので、もっと評価されて欲しいですね。SHARPはAQUOS PHONE、AQUOS PADのブランドをAQUOSに統一するとも報じられており、スマートフォンでもしっかりとブランドを確立してもらいたいところ。
各市場によって、好まれる機種のサイズは異なります。SONYやSHARPはよくわかっているようですし、グローバルメーカーでも、フラッグシップモデルの小型版・大型版を投入し、多くの客層をキャッチアップしようという動きがあります。日本市場では、特に5インチを超えない程度の機種も大いに好まれているように見受けられます。iPhoneの好調な売れ行きをライバルメーカーが阻止する鍵は、ここにあるのかもしれません。
情報元:BCN
[訂正 4/18 16:08]Xperia Z1fの画面サイズの表記の誤りを訂正しました。