熾烈極まる世界のシェア競争。わずか1日足らずでランキングが変動しました。
米調査会社IDCが発表した、第3四半期(7~9月)のメーカー別の世界シェアによると、中国メーカーXiaomi(シャオミィ:小米科技)が世界シェア第3位に踊り出ました。Xiaomiはユーザー目線、低価格により、中国市場で絶大な人気を誇っているメーカーです。
1位は韓国Samsung、2位は米Apple、同率4位は中国Lenovoと韓国LGとなっていました。
しかしその発表から間もなく、中国Lenovoは、Google からのMotorola Mobilityの買収を完了。Lenovoが世界第3位のスマートフォンメーカーになったと発表して早速、調査結果を覆す形に。
第3四半期にXiaomiは1730万台、Lenovoは1690万台を出荷。その差は40万台。MotorolaはIDCの調査結果ではその他に分類されているので具体的な数はわかりませんが、40万台を超えていることは確実であることから、Motorola側の発表は正しいものと考えられます。Motorola MobilityのCEOもXiaomiを皮肉交じりに祝福し、事実上の勝利宣言をしています。
Congrats to @Xiaomi for getting to #3 in mkt share. sorry it only lasted for 24 hours until the @Motorola @lenovo deal closed – we’re 3 now!
— Rick Osterloh (@rosterloh) 2014, 10月 30
SONYも苦戦する世界シェアの競争。依然として首位を守るもののローエンドスマートフォンで苦戦する首位のSamsung、2位のAppleを、追い抜くメーカーは現れるのでしょうか。Xiaomiは来年度、世界で1億台出荷を狙っています。今後も注目していきたいところです。
[訂正 12:33]初出時に1位と2位が逆になっている箇所がありました。訂正してお詫びいたします。
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