マレーシアでプリペイドSIM「HotLink」を使ってみました。

 出張でマレーシアに行く機会があったので、現地でプリペイドSIM「HotLink」を契約して使ってみました。SIMカードの入手方法や通信品質について、まとめておきます。

マレーシアのプリペイドSIM事情

hotlink

 マレーシアでは、Maxis、Celcom、DiGiの大手3社が携帯電話サービスを提供しており、それぞれ、HotLink、Magic SIM (XPAX)、DiGiというブランドを展開しています。一応、Maxisが最大手ですが、Celcomとほとんどシェアの差はないようです。サービス面では、夜間の通信量を別カウントとしたり、TwitterやFacebookの通信をノーカウントとしたり、と個性的な施策が見られます。横並びが常態化している日本の大手キャリアにも見習って欲しいものです。

 ちなみに、3キャリアともLTEは2.6GHz帯(Band 7) を中心に展開しており、一部1.8GHz帯(Band 3)を使用しています。SIMフリー端末を持ち込む場合は、Band 7に対応している機種がオススメです。

SIMカードの入手方法

Kuala_Lumpur_International_Airport,_Malaysia

 クアラルンプール国際空港(KLIA)から入国する場合には、空港内のショップで入手するのが手軽です。到着ロビーはもちろんのこと、入国審査前のエリアにも販売ブースがあります。ただし、クレジットカードを利用できないことがあるので、両替を済ませてから立ち寄りましょう。KLIAには3社ともショップを出していますが、今回は最大手のMaxisが提供するHotLinkを使ってみました。

 ショップの店員さんに、手持ちの端末で4Gを使いたい旨を伝えると、75リンギット(約2,000円)で通信容量 2GBのプランを勧められました。1GBのプランが無かったのが誤算でしたが、国際ローミングと比べれば格段に安いので承諾しました。SIMカードのセットアップは店員さんがやってくれるので、手持ちの端末を店員さんに渡します。この時、言語設定を英語に変更し、SIMスロットを予め開けておくとスムーズに進みます。5分くらいでセットアップが完了するので、通信できることを確認して料金を支払います。ちなみに、パスポートの提示は求められませんでした。

通信品質

 今回の出張では、主にクアラルンプールの市街地に滞在し、最終日だけ郊外を観光しました。市街地はもちろんのこと、空港に向かうタクシー(1時間弱)の中でも、2Gや3Gに落ちることはほとんどなく、ほぼ常時LTEを掴んでいました。

 スピードテストの結果は以下の通りです。

計測場所 ping 下り 上り
① Kuala Lumpur Convention Center(3階 廊下) 28ms 0.32 Mbps 2.58 Mbps
② Kuala Lumpur Convention Center(3階 廊下) 33ms 1.02 Mbps 0.80 Mbps
③ Kuala Lumpur Convention Center(307会議室) 21ms 66.89 Mbps 13.08 Mbps
④ インピアナKLCCホテル(16階 客室) 31ms 0.80 Mbps 10.19 Mbps
⑤ インピアナKLCCホテル(16階 客室) 36ms 1.86 Mbps 8.27 Mbps
⑥ スリアKLCC(地下1階) 27ms 50.45 Mbps 27.68 Mbps
⑦ TM Innovation Centre @Cyberjaya(2階) 30ms 48.35 Mbps 8.47 Mbps 
⑧ TM Innovation Centre @Cyberjaya(2階) 24ms 28.76 Mbps 7.04 Mbps
⑨ Putraモスク @Putrajaya(屋外) 30ms 55.95 Mbps 24.87 Mbps
⑩ クアラルンプール国際空港(C6搭乗口) 57ms 6.14 Mbps 0.25 Mbps
⑪ クアラルンプール国際空港(C6搭乗口) 23ms  49.62 Mbps 17.13 Mbps

 KLCC周辺の都心部(①〜⑥)では、下り速度が1Mbpsを切ることも珍しくなく、下り速度が上り速度を大きく下回っていることから、混雑による速度低下が深刻なものと思われます。ただし、フェムトセルがある場所(③, ⑥)では局所的に50Mbps超の速度を記録しています。

 一方、郊外(⑦〜⑪)では、概ね50Mbps前後を記録しており、米国韓国でのテスト結果と比較してもかなり高速な部類に入りますし、体感速度でも日本と比べて遜色ないと思います。

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