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シャオミが中国市場で低迷。「中国第1位」をノルマに雷軍が直接指揮、命懸けで反攻へ

 米トランプ政権により厳しい弾圧を受けている中国・華為(ファーウェイ)ですが、同じく世界的に有名な中国スマホメーカーの小米(シャオミ)とは、小米の製品発表会でCEO雷軍が華為やその傘下の栄耀(Honor)をボロクソに叩いたり、SNSで総裁同士がレスバトルしたり、相手を叩くステマ記事を量産したりと、ライバルというよりも犬猿の仲。

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(Xiaomi 雷軍CEO)

 華為のピンチは小米のチャンスとばかりに雷軍は大喜びしているのでは……と思わせられるところですが、この度小米は紅米(Redmi)K20の発売に当たり、定例の予約キャンペーンを自粛、その理由は「華為への尊敬の念を表すもの」だと、「易馳科技」が伝えました。

 小米は新製品発売に当たり、複数回に渡って「予熱」と呼ばれる予約キャンペーンを実施するのを常としていますが、今回のK20発売に際しては、予約キャンペーンを一時中止。

 小米側はその理由として、「華為が苦難に直面している中、我々が紅米K20の予約キャンペーンを一時中止するのは、敬意を表すためだ」としており、また、「小米は華為が危機に直面している時期に華為の足を引っ張ることはない」とも表明しているとのこと。

 以上、華為を応援する中国国内世論に配慮しての対応かと思われますが、華為を応援する声援の強さを思わされる1件ですね。

 実を言えば、例によって雷軍が華為を叩く発言をしたら、アダ名は「汪兆銘」(蒋介石と対立して日本の傀儡政権を樹立した、中国国民党No.2)にでもなるのではと思いながらニュースをあたってみたのですが、意外にも雷軍は華為と「一致抗戦」という立場のようです。あの煽り耐性の弱い雷軍がライバルメーカーに塩を送るとは、と、かなり驚きなニュースです。

 紅米K20は5月28日に詳細発表と発売が行われる予定。Snapdragon 855、三眼カメラ、6.39型OLED、4000mAh電池、ポップアップカメラ、画面内指紋認証センサーを備えた高性能ながらも、価格はわずか2599人民元(約4万1千円)からという、大ヒットしたPocophone F1の路線を継承するRedmi爆安フラッグシップとなることが期待されています。

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