2024年4月9日(現地時間8日)、米国では皆既日食が見られます。「日食をスマホカメラで撮っていいのか」という疑問に、米航空宇宙局NASAが直接回答しました。
YouTuberのMKBHDが「日食にスマホを向けると撮像素子が故障するか、決定的な答えが見つからない」とX(Twitter)にて投稿。
これに対し、NASA公式アカウントが直接返信し、解説しています。
それによると、スマホのカメラセンサーであっても太陽に直接向ければ、専用機などのイメージセンサーと同様に、損傷する可能性があるとのこと。レンズアタッチメントを使用している場合には特に当てはまるといいます。
専用機と同様に、適切なフィルターの使用を推奨しました。
また、皆既日食以外で太陽を撮影する場合は、日食グラスをスマホのレンズの前に置くのが良いとも申し添えました。
日食撮影にはカメラレンズに入る光の量を減少させる「ND(減光)フィルター」の利用が有効であることが知られています。
スマートフォンでのフィルター利用には、サードパーティ製のクリップ式のものを利用する方法があるほか、AQUOS R8 proやXiaomi 14 Ultra Photography Kitが正式にフィルター利用が可能です。
We asked our @NASAHQPhoto team, and the answer is yes, the phone sensor could be damaged just like any other image sensor if it’s pointed directly at the Sun. This is especially true if you’re using any sort of magnifying lens attachment on the phone. You would need to utilize…
— NASA (@NASA) April 4, 2024