
高画素機なのに、30コマ/秒。ソニーがフルサイズミラーレス「α7R VI」を正式発表しました。
αシリーズ最高解像となる有効約6680万画素のフルサイズ裏面照射型・完全積層型Exmor RS CMOSセンサーを載せながら、ブラックアウトフリーでAF/AE追随の最高約30コマ/秒連写を叩き出すという仕様。
国内発売予定日は2026年6月5日、市場推定価格は税込74万円前後。予約受付は5月19日10時に始まる予定です。米国では4499.99ドル、6月発売予定で、型番はILCE-7RM6となります。
心臓部のセンサーは新設計の積層型Exmor RS CMOSで、画像処理エンジンにはBIONZ XR2を採用。読み出し速度はα7R V比で約5.6倍に達したといい、ダイナミックレンジは静止画・低感度・メカニカルシャッター時で最大約16ストップ。AIプロセッシングユニットも統合し、AF/AE演算は1秒あたり最大60回回るそうです。30コマ/秒の連写は14bit RAW、電子シャッター時の条件付きではあります。
被写体認識は「リアルタイム認識AF+」に進化。人物については骨格ベースの姿勢推定を使い、姿勢が崩れても追従しやすくなったといいます。認識対象は人物、動物、鳥、昆虫、車、列車、飛行機などで、オート設定により被写体を自動判別できるのもポイント。なお、ファストハイブリッドAFの測距点は759点、測距輝度範囲はEV-6〜EV20と、暗所にも強い仕様です。
動画は8K 30p(8.2Kオーバーサンプリング)、4K 60p、4K 120pに対応。ただし8K 30pは画角が狭くなるため、ここは要注意です。4K 120pのクロップなし撮影も「4K動画画角優先」をオンにした場合の条件付き。8Kは最大120分の連続収録に対応しますが、XAVC HS 8K 30p 200M 4:2:0 10bit、温度設定「高」、モニター展開、25℃という条件での値となります。XLR-A4アダプター併用で96kHz/32bit floatの最大4ch音声も扱えるので、R系で本気の動画機を兼ねたい層にも刺さるんじゃないでしょうか。
ボディ内手ブレ補正は5軸で、CIPA 2024基準で中央8.5段、周辺7.0段。EVFは0.64型・約944万ドットOLEDで、DCI-P3相当の色域と10bit HDR表示に対応し、最大輝度は従来比約3倍。背面モニターは3.2型・約209万ドットの4軸マルチアングルで、チルトとバリアングルを両立してくれます。
記録メディアは、CFexpress Type AとSD UHS-I/IIに両対応するデュアルスロット。バッテリーは新型NP-SA100で、容量は20.9Wh(2670mAh)。ファインダー使用で約600枚、液晶使用で約710枚の撮影が可能です。なお、従来のNP-FZ100とは互換性がない点は、既存ユーザーほど気をつけたいところ。USB Type-Cは2系統を備え、充電とデータ転送を同時にこなせる仕様なのだとか。これは現場ワークでは地味に効きそうです。
ボディサイズは幅132.7mm、高さ96.9mm、厚み82.9mm。重量は本体のみ約622g、バッテリーとメモリーカード込みで約713g。α7R Vからは幅と厚みがわずかに増えたものの、重量は軽くなっており、ほぼ同等のサイズ感に積層センサー、新エンジン、3倍輝度EVF、電力量約1.3倍の新バッテリーを詰め込んできた格好です。
R系の系譜は「高解像こそ正義」でしたが、α7R VIは趣向を変えてきましたね。風景もスポーツも野鳥もポートレートも、これ一台で殴れる……かもしれません。
| 項目 | α7R VI(ILCE-7RM6) |
|---|---|
| センサー | 35mmフルサイズ 裏面照射型・完全積層型 Exmor RS CMOS、有効約6680万画素 |
| 画像処理エンジン | BIONZ XR2(AIプロセッシングユニット統合) |
| 連写 | 最高約30コマ/秒(14bit RAW、電子シャッター[Hi+]、AF/AE追随、ブラックアウトフリー。条件・対応レンズあり)/メカシャッター時は最高約10コマ/秒 |
| AF | ファストハイブリッドAF、759測距点、EV-6〜EV20、リアルタイム認識AF+、被写体オート認識 |
| 動画 | 8K 30p/24p(8.2Kオーバーサンプリング、8K 30p時は画角が狭くなる)、4K 60p、4K 120p(クロップなしは4K動画画角優先ON時)、FHD 120p、XAVC S/HS、HDMI RAW出力、96kHz/32bit float 4ch音声(XLR-A4併用) |
| 手ブレ補正 | 5軸ボディ内、中央8.5段/周辺7.0段(CIPA 2024) |
| EVF | 0.64型 約944万ドット OLED、0.90倍、DCI-P3相当、10bit HDR、最大輝度は従来比約3倍 |
| モニター | 3.2型 約209万ドット 4軸マルチアングル |
| 記録メディア | CFexpress Type A/SD UHS-I/II 両対応デュアルスロット |
| バッテリー | NP-SA100(20.9Wh/2670mAh)/ファインダー約600枚、液晶約710枚 |
| インターフェース | USB Type-C×2、HDMI Type A、3.5mmマイク/ヘッドホン、マルチインターフェースシュー、Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.3 |
| 寸法 | 132.7 × 96.9 × 82.9 mm |
| 重量 | 約622g(本体のみ)/約713g(バッテリー・メモリーカード込み) |
| 発売日 | 2026年6月5日予定(日本)/2026年6月予定(米国) |
| 価格 | 市場推定 税込74万円前後(日本)/4499.99ドル(米国) |




























