
2021年10月、Mark Zuckerbergは社名を「Facebook」から「Meta」に変えました。メタバースを前面に掲げるためです。あれから4年余り。その「次の章」が、静かに閉じようとしています。
MetaはVRヘッドセット「Quest」向けの仮想空間サービス「Horizon Worlds」を段階的に終了します。2026年3月31日までにQuestストアからHorizon WorldsとEventsが消え、「Horizon Central」「Events Arena」「Kaiju」「Bobber Bay」がVRから姿を消します。そして6月15日、Horizon WorldsアプリそのものがQuestから完全に削除されます。
ただし、Horizon Worldsが完全に消滅するわけではありません。Metaはこのサービスをモバイル専用の体験へ転換すると表明しており、スマートフォン向けのMeta Horizon mobile appでは引き続き利用可能です。
要するに、VRヘッドセットを被って仮想空間を歩き回るという、Zuckerbergが夢見た「メタバース体験」の本丸がQuestでは撤退するということです。
この決定は突然降ってきたものではなく、昨年から伝えられてきた大きな流れの中にあります。Metaがメタバース関連予算を最大30%削減する可能性や、年が明けた2026年1月には、VRゲームスタジオのTwisted Pixel Games、Sanzaru Games、Armature Studioの3社が閉鎖。そして大規模レイオフ。
VR抜きのHorizon Worldsは、もはや「メタバース」と呼べるのか、という哲学的な問いをする人もいるかもしれませんが、少なくともモバイル移行と、Metaの軸足のAIへの変化は既定路線となりつつあるようです。




















