血圧値を測る本格機能、ついに来るか……と思いきや、どうやら今年も「お預け」かもしれません。
2026年秋に登場するとみられる「Apple Watch Series 12」の最新の噂を、9to5Macがまとめて伝えています。新型チップの搭載は有力視されているものの、目玉になりそうだった大型機能は雲行きが怪しい、というのが現時点の見立てのようです。
まず気になるデザインですが、こちらはSeries 11とほぼ同じ見た目が続く見込みです。BloombergのMark Gurman記者は、今年のApple Watchに大きなデザイン変更は見込んでいないとされ、別のリークでも大幅な刷新は2028年以降になる可能性が指摘されています。今年は新色が追加される程度で、見た目で「うわ、変わった!」と驚く要素はあまり期待しないほうがよさそうです。
では何が変わるのか。答えは中身です。Series 11がSeries 10と同じS10チップを採用したのに対し、Series 12には3nm世代の新チップ、iPhone向けのA19に近い設計のチップが載る可能性があるとみられています。S9以来となる本格的なCPU強化に期待がかかりますね。さらに、現行モデルにも使われているLTPO系ディスプレイの改良などで、バッテリー持ちの底上げを狙っている可能性もあります。
LTPOとは、画面の書き換え回数(リフレッシュレート)を状況に応じて細かく上げ下げできる省電力パネルのことです。見ていないときは更新を思いっきり間引いて電池を節約し、操作した瞬間にぬるっと滑らかに戻る……みたいなイメージ。常時表示の腕時計とは相性抜群なわけですね。
一時期盛り上がったマイクロLEDディスプレイ、つまり微細なLEDを敷き詰めた高効率パネルについては、Appleがスマートウォッチ向けの自社ディスプレイ開発計画を縮小したと伝えられており、当面はOLEDのままとみられます。
コード解析から浮上したTouch IDの搭載も、WeiboのリーカーInstant Digitalによれば、バッテリー容量や健康センサーのためのスペースを優先する方針から見送り濃厚だそうです。あれもこれもバッテリーのために我慢、という構図が見えてきます。
ソフト面では、6月8日に開幕するWWDC 2026でwatchOS 27が発表される見込みです。こちらは新しい文字盤や、Apple Intelligenceを使った機能の拡充が見込まれます。発売は例年どおり9月、価格は399ドルあたりからとみられています。
というわけでSeries 12は、「見た目そのまま、中身こっそり強化」の地味な年になりそうです。血圧値を測る本格機能もデザイン刷新も、本命は2027年以降までおあずけ……ということなのかもしれません。





























