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外装データ、発売即日にまるごと開放。
Valveが、新型「Steam Controller」とワイヤレス送信機兼充電ステーション「Steam Controller Puck」の筐体CADファイルを、Creative Commons BY-NC-SA 4.0ライセンスで公式配布しました。マジかよ。

Steam公式コミュニティのアナウンスで明らかになったもので、ファイル本体はgitlab.steamos.cloud上の「SteamHardware/SteamController」リポジトリから取得できます。
配布対象は各デバイスのSTP形式の3Dモデル、STL形式の3Dモデル、そして重要な特性や留意事項を記したエンジニアリング図面です。3Dプリント向けに扱いやすいSTLから、CADソフトに読み込んで設計の土台にできる中間形式まで一通り揃っているかたちです。なお、対象はあくまで外装のジオメトリ、つまり表面トポロジー。中身の電子部品まで再現してまるごと自作できるわけではない点には注意が必要ですが、グリップやケース、スタンド、追加アクセサリの設計には十分な情報量があります。
ライセンスはCC BY-NC-SA 4.0で、著作者のクレジット表示、非営利目的での利用、改変物を同じ条件で共有することが前提です。要するに「3Dプリンタ勢でも個人クリエイターでも、純正形状を参照しながら改造やアクセサリ設計に挑戦していい」と公式が背中を押しているわけです。ただし販売を前提にした周辺グッズづくりは、このライセンスだけでは認められていません。商用利用する場合は、別途の権利確認や許諾が必要になると見ておいたほうが無難です。
なお、Valveは2016年に旧型Steam Controller(2015年版)のCADも公開した実績があり、新型でもコミュニティに設計データを開く路線を踏襲したかたちです。
肝心の本体は米太平洋時間5月4日、日本時間では5月5日に発売されたばかり。価格は米国99ドル、EU 99ユーロ、英国85ポンドで、日本ではKOMODO STATIONを通じて1万7800円(税込)で販売。デュアルトラックパッド、TMR(トンネル磁気抵抗。ドリフトに強いとされる磁気スティックの検出方式)採用のサムスティック、ハプティックモーター4基、35時間以上のバッテリー駆動を備え、付属の「Puck」が2.4GHzワイヤレス送信機と磁気充電ステーションを兼ねる構成です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 製品 | Steam Controller / Steam Controller Puck |
| CAD公開対象 | 外装、表面トポロジー |
| CAD形式 | STPモデル、STLモデル、エンジニアリング図面 |
| ライセンス | CC BY-NC-SA 4.0。表示・非営利・継承が条件 |
| 発売日 | 米太平洋時間2026年5月4日/日本時間2026年5月5日 |
| 価格 | 99ドル/99ユーロ/85ポンド/日本1万7800円(税込) |
| 入力系 | TMR磁気サムスティック×2、34.5mm角トラックパッド×2、4つの割り当て可能なグリップボタン |
| ハプティクス | 4基。トラックパッド用LRA×2、グリップ用高出力LRA×2 |
| 接続 | Puck経由の2.4GHz無線、Bluetooth、USB-C有線 |
| Puck | ワイヤレス送信機兼充電ステーション。1台で最大4台のSteam Controllerに対応 |
| バッテリー | 8.39Whリチウムイオン、35時間以上 |
| サイズ | Controller:111 × 159 × 57 mm、Puck:50 × 28 × 9 mm |
| 重量 | Controller:292g、Puck:16g |
ちなみに「外装データを開放する」とサラッと書きましたが、これを発売直後に出してくるハードウェアメーカー、なかなか凄い……。サードパーティや個人制作が盛り上がるかどうかは、結局のところ「どこまで自由に触っていいか」を本家がどれだけ見せるか次第です。Valveはそこを、かなり早い段階で示してきました。3Dプリンタが家にある人は、ちょっと忙しくなるかもしれません……。






























