Googleが同社製携帯端末向けOS、Androidの最新バージョンであるAndroid 4.1 Jelly Beanを発表しました!
Android 4.1 Jelly Beanは”バターのようななめらかな動作”を目標にして開発され、トリプルバッファリングやVSyncなど様々な技術を投じ、なめらかな動作を実現した、としています。
改善・変更・追加点は以下のとおり。
“Project Butter” – バターのようななめらかな動作
・グラフィックス・パイプラインのバッファを3倍にし、よりなめらかな描画へ。
・VSyncタイミングとタッチタイミングを同期し、指の位置を予測することにより指への追従性を向上
“New Search Bar” – 新しくなった検索バー
・より使いやすくなった音声検索
・Web検索/画像検索/地図検索などを左右スワイプで切り替え
・滑らかで快適な検索体験
“The New Google Experience” – 新しいGoogle体験
Google Now
・今起きている出来事を時系列ごとに並べて閲覧
・交通インフラの遅延状況などをリアルタイムに確認
・お気に入りの情報も並べて確認
“Enhanced Accessibility” – もっと誰でも使いやすく
・オフライン音声認識による高速な音声認識
・新しいアクセシビリティ API
・標準コンポーネントを利用したアプリケーションには自動的に適用
“Support for International Users” – どの国のユーザーにも優しく
・TextView / EditViewにて双方向テキストをサポート
・新しい言語のサポート(カナラ語、テルグ語、マラヤーラム語)
・Unicode 6 “Emoji”をサポート
・アラビア語での最適化
・WebViewにて縦書き文字とルビ(ふりがな)をサポート
・太字の書体を持たないフォントでも太字表示をサポート
・ユーザーによるキーボードレイアウトの作成に対応、及びDvorak配列のサポート
“New Ways to Create Beautiful UI” – 美しいUI
・アプリやウィジェットが状況に応じて移動、変形
・さらに拡張できるようになった通知バー
・2本指で引っ張ることにより、より詳細な通知を確認
・より簡単で直感的な”上へ”を意識した動作
・より高解像度の連絡先プロフィール写真(1280×720)
“Android Browser and WebView” – ブラウザとWebViewコンポーネント
・より滑らかなHTML5 Videoのサポート
・より滑らかで高速になり、メモリ使用量を削減
・より高速になったHTML5/CSS/Canvas
・テキスト入力の改善
・JavaScript エンジンの更新と性能向上(V8)
・HTML5 Capture属性をサポート
“Google APIs and services” – GoogleAPIとサービス
・Google Cloud Messageによる開発者へのメッセージ送信
・アプリケーションの暗号化による有料アプリケーションの保護
・Google Playにおけるアプリケーションの差分アップデート対応
“Others” – その他の点や開発者向け変更点など
-Renderscript
・ARM NEON拡張命令によるRenderscript演算
・x86上のRenderscriptサポート?
-UI
・完全なフルスクリーン(ナビゲーションキー含む)への対応
・ライブ壁紙のプレビュー対応
・より簡単なアニメーションの付加
Android 4.1 Jelly BeanはDevelper Preview版が即日公開され、7月の半ばにGalaxy NexusやNexus SにOTAによるアップデートが開始される模様です。
今回の発表では何度も”動作の滑らかさ”に言及していました。AndroidがWindows PhoneやiOS並にヌルヌルとした快適な動作になる日も近いかも!?
sources :
Android – Introducing Android4,1, Jelly Bean
Android Developers – Android 4.1 for Developers
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