夏モデルにおけるカタログスペックの頂点は、間違いなく「ARROWS NX F-06E」でしょう。考えられる機能をとにかく詰め込みまくった、まさに男のロマンのような機種となっています。
ディスプレイ | 5.2インチFull HDディスプレイ |
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CPU | Snapdragon 600 APQ8064T 1.7GHz (クアッドコア) |
RAM | 2 GB |
ストレージ | 64 GB |
カメラ | 1630 万画素 |
Wi-Fi | IEEE 802.11 a / b / g / n / ac |
バッテリー容量 | 3020mAh |
サイズ | 139 × 70 × 9.9 mm |
重量 | 約163 g |
その他 | 防水防塵、指紋センサー、フルセグ、NOTTV、FMトランスミッター、おサイフ・NFC、赤外線 |
しわ寄せは163gの重量でしょうか。ここまで詰め込んだのに163gに抑えていると考えられるかどうかが選択のカギかもしれません。
指紋センサー、1630万画素カメラ、そして3020mAhの超大容量バッテリー。これは春モデルの「Optimus G Pro L-01E」の3000mAhを上回るものです。それでもってフルセグチューナー搭載。これぞアローズ。フルセグとワンセグの自動切り替えも可能です。
ソフトウェアはいつものアローズ。ただ露骨なカクつき、動作のもたつきは感じられませんでした。ちなみに今回、既報通りTegraをやめてSnapdragon 600を採用しています。その恩恵でしょうか。触っていて温かいなあとは感じましたが、発熱は特に無かったです。実際に夏場使い込んでみてどうなるかはわかりませんが。
ソフトウェアで非常に便利な機能が「スライドディスプレイ」です。
オンスクリーン右下のボタンを押すと……。
なんと画面が下がってきます。これで上の方に指が届かない…という問題が解消されそうです。ボタンの表示位置を左下に変えることも出来ます。
ともかくなんでもかんでも機能を詰め込んでしまえ、というガラケー的発想で作られた恐竜のようなスマートフォン。しかし富士通に望んでいるものって、基本的にこういう方向のワクワク感で合ってますよね。わりと。まあそれより浮気モードプライバシーモードを載せてくれという声の方が多そうですが。なかなかアツい機種だと思いますが、あとは実際に発売されて発熱や不具合の意味でアツくならないことを祈るばかりです。