2021年第3四半期のスマートフォン出荷台数ランキングで、Xiaomiが順位を落とし、Appleに続く第3位になったことが、IT市場調査企業IDCの調査によってわかりました。
IDCが調査・公開したデータからは、2021年第3四半期のスマートフォン出荷状況が確認できます。データによりますと、出荷台数世界1位はサムスン電子、2位にはApple、そして3位にXiaomi、以下vivo、OPPOと勢いのある中国メーカーが並んでいます。
Xiaomiは、2021年第二四半期に、売上高前期比89%増加という驚異的な数字を叩き出し、出荷台数で世界第2位にランクイン。Appleを3位に転落させ、他の中国企業とともに存在感を示していました。
しかし、第3四半期に、Appleは5040万台を出荷。これに対しXiaomiは4430万台と、610万台の差をつけられ、3位に逆戻りしてしまいました。
10月にiPhone 13シリーズが発表されたことなども鑑みると、Appleの第4四半期・年間での出荷台数はこれ以上に伸びることが予想されるため、今後XiaomiとAppleとの差はさらに広がるかもしれません。
また、ワクチン接種率の増加等による感染者数の減少によって、各国での経済活動が少しずつ活発化。低価格帯のスマートフォンに集中していた需要が徐々にハイエンドスマートフォンにも広がりつつあることも、低価格帯スマートフォンの販売を主軸とするXiaomiに影響を与えている可能性があります。