5月に入って、英国各社にXPERIA Z2の在庫が入ったことをお伝えましたが、日本のユーザーの個人輸入に愛用されているオンラインショップにもXPERIA Z2の在庫が入りつつあるようです。
expansysでは9万990円、1shopmobileでは$799(約8万1400円)となっています。送料等は別途加算。(ちなみにCloveやHandTecだと€540(7万6300円)、Amazon.co.jpに出品されているものだと10万円近い。)入荷したのはいずれもLTE対応のSIMフリーモデルXPERIA Z2 D6503であり、日本の技適を通過済みのモデルとなります。
どちらも黒、白、紫色の3色とも在庫があります。5月5日18時の時点で、expansysでは紫色の在庫が多め、白色のみ残り3台と少なくなっています。紫色が多いのは、英国市場のキャリア販売では紫が英キャリアO2(オーツー)の専売となるなど、人気色のため、多めに確保しているのかもしれませんね。ちなみに1shopもexpansysも香港の祝日に合わせて、5月6日は休業となります。
XPERIA Z2は、SONYの2014年のフラッグシップモデルです。2月開催のMWC 2014で初めて登場し、消費者から大きな期待を寄せられていた機種ですが、台湾やシンガポールなど一部市場でしか入手できず、世界的に在庫が不足しており、ユーザーは入手困難な状況にありました。
しかし5月に入って、英国を始めとする欧州各国やベトナム、オーストラリア市場などでも入手可能となりつつあり、カナダのSONY公式ストアでも仮予約が開始。さらに5月8日には、XPERIA Z2のインド市場投入が現地で発表されると伝えられています。
日本市場では、5月14日にNTT docomo版XPERIA Z2 SO-03Fが、5月8日にKDDIのSOL25が、それぞれ正式発表される見通しです。ややスタートダッシュに出遅れた感のあるXPERIA Z2ですが、いよいよここからが勝負と言えそうです。
なお国内モデルは、KDDI向けのSOL25は、昨年のXPERIA ULのようにグローバルモデルをベースとしてコストを抑えた独自モデルになる可能性があること、さらにグローバルモデル準拠のNTT docomo版 SO-03Fは、飛散防止フィルムの廃止によりドコモロゴがフロントパネルのガラス自体に刻印されているため、これまでのように飛散防止フィルムを剥がしてドコモロゴを除去するといった裏技が使えないことから、どちらもXPERIAに思い入れのあるユーザーにはいまひとつ物足りないかもしれません。FeliCaやフルセグを使用していないコアなXPERIAユーザーにとっては、個人輸入も有力な手段のひとつと言えるのかもしれません。
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