
サブスク食べ放題、強制終了。
Anthropicが、サードパーティー製AIエージェントフレームワーク「OpenClaw」を、Claude Pro/Maxのサブスクリプション枠では4月4日から使えなくしました。The Vergeなどが伝えています。
4月4日から適用されたこの措置で、Claudeのサブスク利用枠をOpenClawなどの外部ハーネス経由で使っていたユーザーは、従量課金の「追加利用枠」を購入するか、別途Claude APIキーを用意しなければなりません。The Next Webによると、追加利用時の負担は1タスクあたり0.5〜2ドル程度の目安で、従来より10〜50倍のコスト増を訴える声も出ています。
OpenClawは、ClaudeだけでなくGPT-4o、Gemini、DeepSeekなどでも動くオープンソースのAIエージェントフレームワークです。The Next Webによると、発表時点では推計13万5000超のインスタンスが動いており、この急拡大がAnthropic側の負荷を押し上げていたようです。
平たく言えば、月額定額の「食べ放題プラン」に外部ツール経由の大量利用が重なり、厨房がパンクしかけた、という状況です。Anthropicとしては、定額プランの想定を大幅に超える使われ方だったわけですね。
OpenClawの生みの親で、今年2月にOpenAIへ移ったPeter Steinberger氏は、「まず人気機能をクローズドな自社ハーネスに取り込み、そのあとでオープンソースを締め出す」と皮肉を飛ばしました。ここ最近の怒涛のアプデ、完全にOpenClawを意識したものも少なくありませんでしたからね……。
救済措置としてAnthropicは、サブスク1か月分相当のワンタイムクレジットを用意しています。The Next Webによると、このクレジットは4月17日まで利用できるほか、追加利用枠の事前購入では最大30%オフが案内されています。
月額定額で使い倒していた層には厳しい話で、SNSでは批判の声もあります。ただ、「グレーかも?」と思われていた使い方が、最近「それ黒です」と規約を明確化していた経緯があります。これまでClaude MaxでOpenClawを使っていた層は、「乗り換え先確保済み」か、「BAN上等で残っている」覚悟ガンギマリ層がほとんどじゃないかなと思っていました。ただ、実際にClaude Sonnet/Opusで運用するOpenClawとそれ以外で運用するOpenClawはかなり使い勝手に差を感じるので、ユーザーの反発も心情的にはわかる部分もあります。
なおAnthropicの今回の方針はOpenClawに限らず、サードパーティー製ハーネス全般へ順次広げる予定です。少なくともClaude CodeはPro/Maxに含まれ、今回の制限対象外。自社ツールへの誘導を図って囲い込みたいのでしょうね。




















