
Anthropicは、AIコーディングツール「Claude Code」に新機能「Remote Control」を追加しました。PCのターミナルで開始したClaude Codeのセッションを、スマートフォンやタブレットから引き継いで操作できる機能です。
個人向けのProプラン(月額20ドル)とMaxプラン(月額100〜200ドル)を対象としたリサーチプレビューとして公開しており、APIキーでは利用できません。展開は段階的で、まずMaxユーザーから利用可能になり、Proユーザーにも近日中に広がる予定だそうです。
Remote Controlを使えば、PCのデスクで始めたコーディング作業を、離席後もスマートフォンやタブレットからそのまま操作できます。ブラウザのclaude.ai/codeのほか、iOS/Android向け公式Claudeアプリから接続可能です。セッションはローカルマシン上で動作し続けるため、ファイルシステムやMCPサーバー、プロジェクト設定といったローカル環境をそのまま利用でき、実行環境がクラウドに移ることはありません。
利用するには、事前にClaude Codeで/loginを済ませておきます。その上でプロジェクトのディレクトリから「claude remote-control」コマンドを実行すると、ターミナルにセッションURLが表示されます。既にセッション中であれば「/remote-control」(短縮形「/rc」)コマンドでも有効にできるとのことです。スペースキーを押すとQRコード表示に切り替わるため、スマートフォンで読み取ればすぐに接続できます。会話はデバイス間でリアルタイムに同期し、ターミナル・ブラウザ・スマートフォンのいずれからでもメッセージを送れるといいます。
ネットワーク切断やPCのスリープにも対応しており、マシンがオンラインに復帰すれば自動で再接続します。ただし、マシンが起動したままネットワークに到達できない状態が約10分以上続くとセッションがタイムアウトしてプロセスが終了するため、再度コマンドの実行が必要です。
セキュリティ面では、ローカルセッションがアウトバウンドのHTTPSリクエストのみ使用し、マシン側でインバウンドポートを開くことはありません。通信はAnthropic APIを経由し、TLSで暗号化されます。認証には目的ごとにスコープを限定した短期間有効なクレデンシャルを複数使い分けているとのことです。
なお、1つのClaude Codeセッションで維持できるリモート接続は1つまでです。ターミナルを閉じるとセッションも終了するため、PC側のターミナルは開いたままにしておく必要があります。TeamプランやEnterpriseプランには現時点で対応していません。




















