みなさんは携帯電話をどこで買っていますか?今後はiPhoneを買うなら、インターネット上にあるNTT docomo、SoftBank、auのオンラインショップでキャリア版を購入するのも有力な選択肢です。その理由を解説します。
1, 並ばなくていい
機種変更、MNP、新規契約の手続きをオンライン上で済ませることができます。iPhoneは話題性抜群なので、Apple Storeやキャリア(携帯電話会社)のショップに行列ができていたり、家電量販店内の携帯売り場も待ち時間が長かったりしますが、オンラインショップなら、そんなものに並ぶ必要がありません。
2, 長ったらしい説明がない
普通のショップだと、料金プランや注意事項について長々と説明されますが、詳しい人には釈迦に説法。わざわざキャリアの料金プランの穴や最新機種の情報について「すまほん!!」を読みに来ている人にとって、初歩の初歩から説明を繰り返されるのは、実に鬱陶しいだけです。「そんなの全部知ってるので飛ばして下さい」などと厚かましく言える人ばかりならいいですが、そうでもないでしょう。オンラインショップなら、単に知ってるところを読み飛ばせばいいだけです。
3, 余計なものに加入せずに済む
キャリアが代理店に支払うインセンティブを削っており、販売店も生き残りに必死です。なので販売店は少しでも多く儲けるために、無駄なオプション・有料コンテンツへの加入を顧客に強いてきます。店員さんに怒っても仕方ありません、責任はそのような構造を正せないキャリアにあるのです。店員さんの勧めてくるオプション・コンテンツを延々と断り続けるのも申し訳ない気持ちになってきます。無人のオンラインショップなら、そんなストレスとは無縁です。
4, (人によっては)安い
オンラインショップで買うなら、Apple Online StoreでSIMフリー版を買い、MVNOの格安SIMを挿す方法もあります。キャリアで購入するメリットはあるのでしょうか。
通信料も基本料金も高額、というのが大手3キャリアの料金体系ですが、しかしAppleの過酷なノルマを達成するために、キャリアは通信料からの割引(月々サポート/毎月割/月月割)を多めにつけています。電話をたくさん掛ける人にとっては、キャリアで使う方が安い可能性があります。
それでもやはりMVNOの格安SIMに乗り換える方が安いけど、今はまだ解約のタイミングではない……という人は、とりあえずキャリアで買っておいて、後でSIMロック解除してMVNOで使うのもいいですね。総務省のガイドライン改正により、大手3社ともにiPhone 6s以降はSIMロック解除サービス対応なので。(ちなみに、ドコモで買ったiPhoneならSIMロック解除せずともドコモ系MVNOで利用可能)
5, 諸々の機能的制約がない
キャリアからAndroid端末を買うと後悔する場合があります。なぜなら、挙動の怪しい消去不能なキャリア謹製アプリがプリインストールされている、キャリア都合でOSアップデートがキャンセルされたり著しく遅延したりする、他社のSIMカードだとうまくアップデートできない機種がある、テザリングAPNロックのせいでテザリングができない……などの問題があるからです。キャリア版なんかもう買うものかと思いますよね。
しかしiPhoneの場合、ソフトウェアにもAppleが一貫して責任を持っており、基本的にそういった問題がありません。国内のどこで買っても機体の仕様は同一。キャリアごとのSIMロックがあるかどうかのみ。なのでキャリアで使おうが、MVNOで使おうが、キャリア販売の機体であることを原因とした不具合が基本的には起きません。
というわけで、サクッと買えるキャリアオンラインショップは、iPhoneを買う場合においてはおすすめできます。