AX & VLだけでなく、他のあまり出来の良くない端末にも応用できると思います。最近はそんな機種も少なくなってきていたはずでしたが。
相変わらず自分のXPERIA AXは不安定ですが、とりあえず無理矢理使っています。
AXとVLには不具合が多いです。自分の観測範囲内では、通知バーのトグルスイッチ等が全て消えて真っ黒になったり、動画撮影がガクガクだったり、検索ウィジェットが文字入力中に落ちたり、Walkmanアプリが音楽再生中に落ちたり、挙動が不安定になったり、といった症状を確認できます。
とりあえず通知バー真っ黒と不安定な挙動など、症状のうちいくつかはある程度緩和しました。その方法を書いておきます。
ホームアプリを入れ替え
Android黎明期に、一部メーカーの一部機種ではお馴染みでした。やはりホームアプリ(待ち受け画面)を変更するとある程度軽くなります。
特にZeam Launcher、Lightning Launcherがおすすめです。
どうもXPERIA AXは、一部ウィジェットが異様に重いことがあります。ダウンロードが延々と終わらないノートアプリ、ロード画面の長いアルバムウィジェットなど、環境によって挙動のおかしいアプリ、ウィジェットがあります。
ホームアプリを入れ替えると、こうしたXperia Home専用のウィジェットが使えないので、安定感に寄与しているというのもあると思います。
microSDカードを初期化
一連の症状のうちいくつかは、microSDカード自身、またはカードとの相性によって起きているようにも思います。ですから、microSDカードを初期化してみるのも一つの手だと思います。少なくとも動画撮影のカクつきについては、改善を感じられます。
手順は 設定→ストレージ→SDカード内データを消去。試す価値はあります。ただ大切なデータをPC等にバックアップすることを忘れないようにしましょう。
「開発者オプション」を設定
Android 4.0からは、アプリ開発者向けの設定変更画面が追加されています。ここを弄って軽く出来ます。
設定→開発者向けオプションから弄っていきましょう。
- バックグラウンドプロセスの上限→プロセスの上限:1 にチェック。
- GPUレンダリングを使用 からチェックを外す。
- ウィンドウアニメスケール→アニメーションOFF
- トランジションアニメスケール→アニメーションOFF
GPUレンダリングを使用 にもチェックを入れると理屈上は滑らかな動作になるはずですが、この機種に限っては外した方が快適だと思います。
バックグラウンドプロセスは、完全に切ってしまうとカメラが正常に動かなくなるようです。(FBページでの情報提供ありがとうございます!)
タスクキラーを入れる
メモリリークのような症状なので、タスクキラーを使うと改善することもありますが、ほとんどの場合は再起動が必要になるので、あまり期待しないで、気休め程度に活用しましょう。シンプルタスクキラーなどがいいと思います。
勝手に起動したり通信するアプリがあるのでキルする、というのはあまり意味が無いので、その場合は各アプリの設定変更やアンインストールの方が効果が大きいです。
アップデート適用やキャリアアプリ無効化など
これでいくらかの症状は緩和されました。さらにアップデートを適用したり、キャリア謹製アプリを無効化することで、さらなる改善が望めます。まあ最終手段として初期化ですかね。大事に機種を使ってあげましょう。
SONY、ならびに取り扱いキャリアも、まだまだAXやVLを現役で使うユーザーも多くいることを忘れず、精力的にアップデートやサポートをしていってほしいです。