米アマゾンは同社製タブレット端末 Kindle Fire シリーズの新モデル3機種 Kindle Fire HD 、Kindle Fire HDX ならびに Kindle Fire HDX 8.9 を発表しました。
全モデルともデザインが丸みを帯びたデザインから角張ったデザインへと変更され、Fire HD を除く2モデルにはクアッドコアCPUが搭載されています。
Kindle Fire HD
Kindle Fire シリーズでは最安モデル。デザインがHDXに合わせて角張ったデザインに変更されたものの、スペックは以前のモデルから変更なしとなっています。
主な仕様は以下の通り。
チップセット | Ti OMAP 4470(1.5 GHz デュアルコア) |
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メモリ | 1 GB |
内蔵ストレージ | 8 / 16 GB |
ディスプレイ | 7インチ(1280 * 800 ) |
バッテリー | 10時間 |
カメラ | なし |
無線 | Wi-Fi のみ |
サイズ | 191 *128 * 10.6 mm |
重量 | 345 g |
Kindle Fire HDX
7インチ、WUXGA(1920 * 1200) のディスプレイと Snapdragon 800(クアッドコアCPU) を搭載した新モデル。Wi-Fi+With Special Offerモデル(広告付きモデル)が229 ドルから販売されます。
7インチタブレットでいわゆる「売れ筋」のモデルです。
チップセット | QUALCOMM Snapdragon 800 (2.2 GHz クアッドコア) |
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メモリ | 2 GB |
内蔵ストレージ | 16 / 32 / 64 GB |
ディスプレイ | 7インチ(1920 * 1200 ) |
バッテリー | 10時間(読書のみなら17時間) |
カメラ | フロントカメラ (HD画質) |
無線 | Wi-Fi およびオプションに LTE |
サイズ | 186 * 128 * 9.0 mm |
重量 | Wi-Fiモデル: 303 g LTEモデル : 311 g |
Kindle Fire HDX 8.9
8.9インチ、WQXGA(2560 * 1600)の超高解像度のディスプレイを搭載とSnapdragon 800(クアッドコアCPU)を搭載したハイエンドモデル。Wi-Fi+With Special Offerモデル(広告付きモデル)が 379 ドルから販売されます。
今回のダークホースといっても過言ではないハイエンドモデルで、書籍を閲覧する際に「むしろコンテンツの解像度が足りない」事態を招きかねないモデルです。
チップセット | QUALCOMM Snapdragon 800 (2.2 GHz クアッドコア) |
---|---|
メモリ | 2 GB |
内蔵ストレージ | 16 / 32 / 64 GB |
ディスプレイ | 8.9インチ(2560 * 1600 ) |
バッテリー | 12時間(読書のみなら18時間) |
カメラ | フロント HD / リア 8メガピクセル |
無線 | Wi-Fi およびオプションに LTE |
サイズ | 231 *158 * 7.8 mm |
重量 | Wi-Fiモデル: 374 g LTEモデル : 384 g |
Origami cover も併せて発表
また、日本の折り紙のように折りたたむことでスタンドとして機能する Origami cover も発表。こちらは遊び心と機能性にあふれており、魅力的かつおもしろい純正カバーです。
日本市場への投入は不明
現在日本市場への投入はアナウンスされておらず、具体的な投入時期は不明。また、販売される LTE 対応モデルも現在は、アメリカの通信事業者である AT&T と Verizon に限られています。
ただ、アマゾンは日本市場にも本腰を入れているので、近いうちに発表があるかもしれませんね。個人的には Kindle Fire HDX 8.9 に密かな期待を寄せたいと思います。