ドナルド・トランプ米大統領の一族企業「トランプ・オーガニゼーション」は16日、MVNOサービス「トランプ・モバイル」の設立を発表しました。同サービスからはネット回線の提供に加え、独自のスマートフォンも市場に投入する予定とのことです。
今回発表された通信プランは「The 47 Plan」の一種類のみで、価格は月額47.45ドル(約6800円)。45代大統領、47代大統領のトランプを象徴した料金設定は笑えますね。
同プランでは、無制限の音声通話・SMS・データ通信に加え、遠隔医療や遠隔メンタルケア、100カ国以上への国際電話かけ放題といったサービスも提供する予定であると同社は説明しています。
また、同社は米国設計・製造を謳うスマートフォン「T1 Phone 8002」の発売も予告。ひときわ目を引くゴールドカラーが特徴で、価格は499ドル(約7万2000円)。8月から9月の販売を予定しているそうです。
同端末の詳しいスペックは以下の通り。SoCなどは明かされていないものの、性能はエントリーからミッドレンジレベルと言えそうですね。microSDカードスロットと3.5mmイヤホンジャック、USB 2.0など古臭い仕様なのに、目立つ実行メモリは12GBと盛っているのも笑いどころです。
同じく米国製でネタ感満載の「Liberty Phone」が2199ドル(約32万円)と比べれば、499ドルという「T1 Phone」の現実的な価格設定は破格に思えます。筆者としては製造やサプライチェーンについての情報が気になるところ。続報に期待したいですね。