今回の記事は知的探究心を満たすためのものです。
XPERIA Zは、ドコモショップで3150円の手数料を支払うことでSIMロック解除が可能です。また、NTT docomoのXiスマートフォンとSB版iPhone5は、共通のBand1のFDD-LTEを利用しています。
ということは、iPhone5のSIMを、ロックを解除したXPERIA Zに挿せば、原理上、ZでもSoftBank 4G LTE通信を利用できるということになります。iPhone5はnanoSIMなので、microSIMサイズへとアダプターで変更する必要はあります。
従来のドコモ端末でのテザリング時、他社SIMを挿しているとテザリング専用APNに強制的に接続を切り替える仕様があったため、SIMロックを解除してもテザリングが使い物にならなかったのですが、XPERIA Zではそのような強制切り替えの仕様が無くなっています。
また、MMS(アドレス @softbank.ne.jpのいわゆるキャリアメール)の送受信もroot化などの改造を伴わずに可能です。
APN設定の中にあるMMSC、MMSプロキシ、MMSポートなどの項目は以前のそれと同じものを入力すれば通ります。MMSの送受信はアプリ「Go SMS Pro」で行えます。アプリを起動しメニュー→「Settings」→「Important Settings」→「Stock SMS Uninstalled?」にチェックを入れ、「MMS Settings」→「User Agent」をiPhoneのものにすると送受信できるようになります。
というわけで無事に送受信ができました。絵文字の送信はうまくできませんが、受信は問題ないです。
実用性が高いTipsではないので、わかる人向けの内容となりました。個人的には満足ですが、さあ実践しようというほど万人向けではありませんね。皆さんは、ドコモの公式SIMロック解除が普通に使えるレベルになってきたということだけわかって頂ければそれで十分だと思います。