
AndroidとiPhone間のRCSメッセージが、ついに標準的なエンドツーエンド暗号化に対応開始。
Googleは2026年5月11日、Google Messages(Google公式メッセージアプリ)とiPhone標準メッセージアプリの間で送受信するRCSメッセージについて、エンドツーエンド暗号化(E2EE、送受信する端末以外では中身を読めない暗号化)の段階展開が始まったと公式ブログで発表しました。Appleも同日、iOS 26.5で同機能のベータ提供を始めると発表しています。
そもそもiOS 18以前は、AndroidとiPhone間のやり取りはSMS/MMSが中心で、SMS/MMSはE2EEに対応していませんでした。AppleがRCS(リッチコミュニケーションサービス、SMSの後継規格)に正式対応したのは2024年のiOS 18からです。ただし当初はAndroidとiPhone間のRCSもE2EE非対応で、青と緑のバブルで分かたれた両陣営のセキュリティ格差は残ったままでした。
今回の暗号化の仕組みは、E2EEをRCSの標準仕様に組み込んだRCS Universal Profile 3.0と、IETF標準のMLS(Messaging Layer Security、グループを含む複数参加者の鍵共有を効率化するプロトコル)がベースです。GoogleとAppleはGSMAと組み、RCSにE2EEを導入する業界横断の取り組みを主導したと説明しており、両陣営の歩み寄りでようやく成立した暗号化と言えます。たとえるなら、これまで別々の郵便ルールでやり取りしていた2人が、共通の鍵付き封筒を使えるようになったイメージです。
実際に利用するにはiPhone側はiOS 26.5、Android側はGoogle Messagesの最新版が必要。キャリア側の対応も必要なので、今後の動向に注目です。











































