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BIOS偽装の説明ナシ。CHUWIの不可解な釈明がヤバすぎる

CHUWIがCPU偽装について公式声明製造エラーと主張し全額返金BIOSファームウェア改変には言及なし

 開けてびっくり、中身は旧世代。返金条件もヤバい。

 Ryzen 5 7430Uを謳いながら、実際には旧世代のRyzen 5 5500Uを搭載していた問題が発覚してから約3週間、CHUWIが公式声明を発表しました。NotebookCheckが伝えています。

 CHUWIは公式ブログで、「製造上のエラー」により「少数」のCoreBook XおよびCoreBook Plusに誤ったプロセッサが組み込まれたと説明。注文した仕様と異なる製品を受け取った顧客に対し、2026年5月31日までの期間で全額返金を案内しています。付属品を含む元の状態による返品が条件で、購入元またはCHUWIサポート経由で手続きを進める形です。

 しかし、この声明には不可解な点が複数あります。まず、影響を受けた台数の開示がありません。「少数」という曖昧な表現にとどまっています。

 次に、偽装が報じられているミニPC「UBox」への言及が一切ありません。NotebookCheckが3月18日に紹介した販売店Horningtonの在庫確認では、UBoxでも同様にRyzen 5 5500UがRyzen 5 7430Uとして販売されていたとされています。

 大きな論点の一つは、BIOSや各種表示情報との食い違いのはず。CHUWIか製造元がわざわざ意図を持って偽装しているのは明らかであるにも関わらず、その詳細な説明がありません。まさか、こんなありえない「エラー」が、3機種で発生していたとでも言うのでしょうか。誰も納得しないと思います。

 CoreBook XやCoreBook PlusではBIOSやWindows上の表示、CPU-Z、HWiNFO64などがRyzen 5 7430Uを示す一方、分解して確認したチップのOPNコードはRyzen 5 5500Uの「100-000000375」という有り様でした。改変の主体がCHUWIなのかODM側なのかは現時点で確定していません。

 仮にCHUWIが悪くなかったのだとしても、この釈明だと信用に値しないメーカーだと消費者に判断されても仕方ないでしょう。意図的か過失かは不明ですが、少なくとも結果としてメーカーが消費者に詐欺的行為を働いたことになるのに、付属品を含む元の状態が返品条件というのもふざけていると思います。筆者は箱はけっこう捨てちゃうこともあります。まあ実際は「少数」なんかではなく、偽装製品が多すぎて無条件返品だと会社が傾くからかもしれないですね、なんて邪推されても文句は言えないでしょう。

 CHUWIの対応の経緯も問題視されています。NotebookCheckが最初にCoreBook Xの不一致を報じた後、CHUWIは関連記事の削除を求め、法的措置を示唆。その後、NotebookCheckは追加調査を進め、CoreBook Plusでも同様の不一致を確認したという経緯があります。AMDも偽装行為を承認、確認、黙認しておらず、関連製品の表示や販促の決定にも関与していないと表明。あわせて、法的措置を示唆しています。

 個人的には「消費者に不誠実なろくでもないメーカーでメインには到底ならないが、安いのでサブサブ機には悪くないな」と思っていたので、とても残念です。

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