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【朗報】OpenAI、スマホ参入か

 OpenAIがスマホを作るかも、しかも普通じゃないやつを。

 アプリを開く代わりにAIエージェント(人間に代わってタスクを実行する自律型AI)が全部回す設計だそうで……聞いた瞬間「えっ」となるスマホ。米TechCrunchなどが、Apple予測で知られるアナリストMing-Chi Kuo(ミンチー・クオ)氏の投稿をもとに伝えています。

 Kuo氏によると、OpenAIはMediaTekおよびQualcommとスマホ向けチップを共同開発しているとされ、製造・共同設計はLuxshare(立訊精密)が担うとされています。仕様とサプライヤーは2026年末から2027年第1四半期までに固まり、量産開始は2028年の見込みだそうです。

 強気すぎる市場規模も飛び出しました。Kuo氏が示したのは、OpenAI端末そのものの年間出荷予測というより、初期に狙い得る世界の高級スマホ市場が年間3億〜4億台規模という見方です。IDCによる2025年のスマホ出荷はAppleが約2.5億台、Samsungが約2.4億台ですから、OpenAIがこの市場に本気で入るなら、既存大手の本丸に突っ込むことになります。新規参入の初号機でどこまで食い込めるのか、判断に困るスケール感ですね。

 端末の中身はもっと尖っています。アプリアイコンをタップする代わりに、ユーザーが話しかけるとAIエージェントがタクシー手配、レストラン予約、メール処理、調査、メッセージ作成までこなす設計。文脈把握や軽めの処理は端末上の小型モデルで行い、重い推論はクラウドに投げるハイブリッド構成です。位置情報、行動、通信、周辺環境を常時取得する想定で……プライバシー面はちょっと身構えます。

 平たく言えばAIエージェントは「自分で考えて動く秘書」のようなもの。たとえば「今夜の店を予約しておいて」と頼めば、空き状況を調べ、予約サイトに入り、確定まで勝手に進めてくれる存在です。これまでのチャットボットが「答えを返す」までだったのに対し、エージェントは「実際に手を動かす」のが大きな違いなんです。

 なぜOSとハードを自前で握りに行くのか。Kuo氏いわく「OSとハードを完全に支配しなければ、包括的なAIエージェントサービスは提供できない」から。アプリストアの手数料、OS側のAPI制限、審査……これらを丸ごと飛び越えられれば、ChatGPTを軸にした体験設計が一気に広げられる、という算段ですね。

 ChatGPTの週次利用者は9億人を超え、10億人に迫る勢いで、自前のハードを持てば消費者接点はさらに太くなります。アプリの時代を作ったのはAppleGoogle。それを終わらせる側に回るのか、AI端末の墓の隣に並ぶのか……答え合わせは2028年です。

Qualcomm のこれまで

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