
折りたたみ、ついに「横」が本気を出す。
Huaweiが4月20日、新型折りたたみスマートフォン「Pura X Max」を中国で正式発表しました。中国では4月25日に発売予定だといいます。
Pura X Maxは、Huaweiが展開する「ワイドフォルダブル」系の大型モデルです。従来のブック型折りたたみも横方向に開きますが、本機のポイントは、閉じた状態でも幅85mm、展開すると幅166.5mmになる横幅たっぷりの画面比率。展開すると7.7型(2584×1828px)のワイド寄りディスプレイが出現します。
2画面分割やペン入力との相性がよさそうです。カバー側も5.4型(1848×1264px)あるので、閉じたままでも十分使えます。なお、両面ともLTPO 2.0で1〜120Hz可変リフレッシュレート、1440Hz PWM調光に対応しています。
そしてスタイラス「M-Pen 3 Mini」に対応しています。ただしペン本体は別売り。ペンを収納・充電できる筆套式保護ケースや、マグネット式スタンドケースなども別売りで用意されています。
SoCはKirin 9030 Proを搭載。Huaweiは、Pura X Maxの端末全体の性能が先代Pura X比で30%向上したとしています。実行メモリは12GB/16GB、内蔵ストレージは256GBから最大1TBまでの4構成。OSはHarmonyOS 6.1です。
カメラは5000万画素メイン(10段階の段階式可変絞りf/1.4〜4.0、OIS付き)、5000万画素ペリスコープ望遠(f/2.2、OIS付き)、1250万画素超広角(f/2.2)の3眼構成。さらに第2世代紅楓原色カメラも備えます。3つの撮影用カメラはいずれもRYYB方式。
可変絞りというのは、レンズの絞り値をf/1.4からf/4.0まで物理的に切り替えられる仕組みのこと。暗所ではf/1.4に開いて光をたっぷり集め、明るい場所ではf/4.0まで絞って撮れます。つまり、一眼カメラのレンズが開閉するのと似たことを、スマホの極小レンズの中でやっているわけです。
バッテリーは5300mAhで、先代Pura Xの4720mAhから増量。66W有線充電 / 50Wワイヤレス充電に対応しています。
しかも地味にすごいのが薄さです。折りたたみ時の厚さ11.2mm、展開時はわずか5.2mm。先代Pura Xは折りたたみ時15.1mm、展開時7.15mmだったので、かなりスリムになりました。重量は約229g。防水防塵はIP58/IP59等級で、外側ディスプレイには第2世代崑崙ガラス、内側ディスプレイにはUTGを採用しています。
カラーはInterstellar Blue、Olive Gold、Phantom Night Black、Zero Degree White、Vibrant Orangeの全5色展開。

価格は1万999元(12GB/256GB)、25万円からで、最上位の16GB/1TB Collector’s Editionが1万3999元。先代Pura Xが7499元スタートだったので、約47%の値上がりです。ただ、画面もカメラも薄さも全方位で別次元に進化しているので、もはや先代とは別カテゴリの製品と言ってよさそうです。現時点では中国市場向けで、グローバル展開はまだ未定。
AppleやSamsungも近いワイド比率の折りたたみ端末を準備しているという噂がありますが、Pura X Maxはそれに先手を打つ形。
| 項目 | Huawei Pura X Max |
|---|---|
| OS | HarmonyOS 6.1 |
| SoC | Kirin 9030 Pro |
| 実行メモリ | 12GB / 16GB |
| 内蔵ストレージ | 256GB / 512GB / 1TB |
| 構成 | 12GB+256GB / 12GB+512GB / 16GB+512GB Collector’s Edition / 16GB+1TB Collector’s Edition |
| メインディスプレイ | 7.7型 折りたたみOLED(2584×1828px)LTPO 2.0 / 1〜120Hz / 1440Hz PWM調光 |
| カバーディスプレイ | 5.4型 OLED(1848×1264px)LTPO 2.0 / 1〜120Hz / 1440Hz PWM調光 / 第2世代崑崙ガラス |
| メインカメラ | 5000万画素(可変絞りf/1.4〜4.0、RYYB、OIS) |
| 望遠カメラ | 5000万画素 ペリスコープ(f/2.2、RYYB、OIS、3.5倍光学ズーム) |
| 超広角カメラ | 1250万画素(f/2.2、RYYB) |
| 補助カメラ | 第2世代紅楓原色カメラ |
| セルフィー | 外側:800万画素(f/2.4) / 内側:800万画素(f/2.2) |
| 電池 | 5300mAh(標準値) / 5150mAh(定格値) |
| 充電 | 66W有線 / 50Wワイヤレス / ワイヤレス逆充電 |
| 防水防塵 | IP58 / IP59 |
| 寸法(折りたたみ時) | 高さ 120mm、幅 85mm、厚み 11.2mm |
| 寸法(展開時) | 高さ 120mm、幅 166.5mm、厚み 5.2mm |
| 重量 | 約229g |
| スタイラス | HUAWEI M-Pen 3 Mini対応(別売り、対応ケースで充電) |
| カラー | Interstellar Blue / Olive Gold / Phantom Night Black / Zero Degree White / Vibrant Orange |
| 価格 | 1万999元 / 1万1999元 / 1万2999元 / 1万3999元 |
| 中国発売日 | 2026年4月25日 |
個人的には自宅のマシンを遠隔で使うことや漫画閲覧が折りたたみスマホの主な用途になってるので、本機ぐらいワイドな大画面に振り切ったモデルは欲しいですね。
Googleの要件のせいでデファクトになってる画面内インカメラ、折り目よりよっぽど邪魔なのでHuaweiはそんなの無視してインカメラ非搭載にしてくれよとは思いますが、他社からUDC搭載またはインカメラ非搭載のワイドフォルダブルの噂が聞こえてこない限りは、うっかり買ってしまうかもしれません。


















