Sony MobileのスマートフォンXperiaについて、2014年モデルの記事を中心にまとめてみました。
Index
なぜXperiaを買うのか?Xperiaのいいところまとめ
デザインがいい!
Xperiaのどこがいい?と言ったら、まずデザインでしょう。クリアブラックパネル・オムニバランスデザインによる一枚のガラスというコンセプト、高級感ある素材。所有欲が満たされます。
画面が綺麗!
ディスプレイが綺麗です。2014年に日本市場に投入された機種は(ZL2を除き)視野角も広く美しいIPS液晶を搭載しています。
iPadやGALAXYと比べるとそうでもないですが、タブレットもまあまあ。
気軽に使えるカメラ
物理キーによるカメラの即時起動・シャッター・強力な手ブレ補正といった一連の動作が強力。さっと取り出して、さっと撮れます。
画質はアップデートで改善されつつあります。マニュアル設定次第では相当いい画が撮れます。
アップデートで長く使える!
いつも最新OSに、長い間アップデート。2013年1月発表の初代Zには、海外ではLollipopアップデート提供が確実、ドコモ版でさえKitKatが降ってきてます。何より安心して、長く使える!それが最大の魅力であり、Xperiaブランドが積み重ねてきた信頼でもあります。(Android初号機のX10を教訓にしていますね)
- Xperia Z2はアップデートでほぼZ3同等に
- 怒涛の対象機種数!――ソニーは2015年以降、「XPERIA Zシリーズ」に最新Android 5.0 Lollipopをアップデートする方針
- ドコモ、「XPERIA Z1」「Z1f」に、「Android 4.4 KitKat」配信中
例えばSHARPのAQUOSだと機能は多くていいんだけどUIがごちゃごちゃしているとか、アップデートはやや遅く・短いとか。しかしXperiaは下手に作りこみすぎておらず、プレーンなAndroidに比較的近いので、メーカーとしてはアップデートしやすく、ユーザーとしても使い勝手がいいんですよね。
電池が持つ!
ハードウェアは大容量バッテリー搭載、ソフトウェアはSTAMINAモードの採用により、比較的電池は持ちます。アプリをたくさん入れて常用していると、短くはなってきますけどね。
- XPERIA Z2の電池駆動時間、大幅に伸びる。
- 最もバッテリー使用効率がいいスマホはXperia Z3 Compact、悪いのはiPhone 6 Plus、G3
- XPERIA Z3 Compactの電池持ちはすこぶる良好
耐久性が高い!
Zシリーズは防水防塵。前面も背面もガラスなので不安になりますが、他のスマートフォンよりタフなことで有名です。
- XPERIA Z3を具にハンバーガーを加熱調理→無事に動作
- ソニーのXperia Z2、海に6週間水没 しかし無事動作
- XPERIA Z3を「水中開封」! 携帯販売店が斬新な試み
- XPERIA Z1の落下テストが公開。3回落として筐体はほぼ無事だったものの……
- ほこたて3番勝負 絶対に壊れない「XPERIA Z」 V.S. 最強の器具 はたして結果は?
グローバルモデル!
海外でも通用する製品=Xperiaは、つまり国際版(グローバルモデル)も出ていますので、海外現地でSIMフリーモデルを買って、そのまま現地SIMで使うこともできます。中には技適マーク付きのモデルもあり、日本国内のキャリアショップで持ち込み契約することも。
世界中で出ているということは、海外製アクセサリーも使えます。海外ユーザーが多いということはギークな改造も豊富。世界はもちろん、国内でもユーザーが多いので、アプリ対応も充実。メリットが大きいです。
Xperiaの悪いところ
カメラに微妙なところも
Z1以降、Gレンズ採用でカメラが良いと謳われていましたが、当初は別にそうでもなく。前述した通りアップデートで良くなってるんですけどね。Cyber-shotに近い画作り。ただ、だからこそSonyっぽい画だから苦手という人も。
あとプレミアムオートの出来があまりよくない、起動時にマニュアル撮影を選べない、マニュアルで撮るにも設定項目が使いづらい、などの不満も。使っているカメラ部品は常に最新でいいものなんですけどね。使い勝手やUIに改善の余地があります。
4K動画はあまり長く撮れない
あんまり使いませんが、4Kビデオ撮影が途中で止まります。他の機種でもこういう症状はありますが、3分とかで止まるのはちょっと早すぎますね。Z3では発熱が抑制され、他社並みかそれ以上の10分撮れるようになりました。
- ソニー、XPERIA Z2の4Kビデオ撮影が止まるのは「仕様」
- XPERIA Z3、やはり4Kビデオ撮影が短時間で中断 手ブレ補正を切ると改善
- Xperia Z3を冷却しながら連続4K動画撮影してみた
キャリア版の改悪
キャリア向けモデルの仕様改悪が目立ちます。
最近はマシになりましたが、キャリアロゴが邪魔でした。
STAMINAモードも、国際版は待機中の通信を許可するアプリのみを選択するだけのポジティブリスト形式で使いやすいのですが、国内版はネガティブリスト形式なので指定が面倒。
国内版はアップデートが不安
キャリア版はOSアップデートも遅いです。アップデートの提供自体が無かったことにされたりもします。
Z以降のフラッグシップ系は頑張っている一方で、1度きりでアップデート打ち切りを食らったXperia AやXperia ULや、Zシリーズが初代を含め軒並みアップデート予告される中で唯一名前の挙がらないXperia ZL2を考えると、国内向けの廉価モデルはアップデートが期待できないので、購入は避けるのが無難。一括特価による購入を除き、長くメインとして使うのであれば、国内廉価モデルはおすすめしません。
今後もXperiaブランドは勝ち残れるのか?
スマホの大赤字で会社に余裕が無いはずなのですが、フラッグシップの年2回投入や露骨な手抜き機種の存在などは気懸かり。シェアを追いすぎず、高級路線にラインナップを絞るのがSony Mobileの急務のはず。スマホ事業ごと売却なんてことになったら、元も子もないですからね。BRAVIAとWalkmanが分社化、VAIOが売却なのに、Xperiaだけが無事という保証はないのです。
- ソニー、Xperiaを捨てる可能性も。
- XPERIA Z2 SO-03FとXPERIA ZL2 SOL25のスペック比較
- ソニー、フラッグシップモデルの更新は年1回へ?
- Xperiaからウォークマン消滅。
iPhoneとどっちがいい?
iOSとAndroidは両者、切磋琢磨しあって進化しているので、昔ほどの差はなくなってきました。
簡単に使えるのはiPhoneです。アクセサリーの数もiPhoneの方が多いです。
Xperiaは防水防塵で安心であるのに加え、国内モデルはワンセグ/おサイフケータイが便利です。個人的にはワンセグは災害時にあればいいなと思う程度ですが。今のところ、Androidの中では最良の選択肢だと思います。(このポジションは、ちょっと前までGALAXYだったのですが)
あとXperiaはmicroSDカードで容量を拡張できるのはいいですよね。とっても経済的。
ライターや読者にもXperia愛用者が多いです。今スマートフォンで迷っている人は、Xperiaも選択肢に入れてみてください。
レビュー一覧
- 国際版XPERIA Z2 (D6503)を輸入してみた
- 買ってよかった!国際版XPERIA Z2 D6503レビュー
- SIMフリーの海外モデル XPERIA Z3 Compactレビュー
- ソニーの2014年後期フラッグシップ「Xperia Z3 SOL26」レビュー
2013年にZ UltraとZ1fを買いましたが、au版Z UltraとZ1 Compactは2014年発売なので念のため。
2014年の機種一覧
振り返るといっぱい出てますね。多すぎでしょう。
- SonyのCES2014まとめ:Xperia「Z1 Compact」「Z1s」発表 / 腕や靴に取り付けるフィットネスとラッカー「core」を発表
- ソニー、「ウォークマンボタン」を備えた「XPERIA E1」と、6インチ液晶搭載の「XPERIA T2 Ultra」を発表!
- ソニー、待望の「Wi-Fi版 XPERIA Z Ultra」を正式発表!日本発売は1月24日に
- ソニー、4K動画撮影やノイズキャンセリング対応のXPERIA Z2、世界最薄・最軽量Z2 Tablet、低価格M2を正式発表。
- ソニーの旗艦モデル「XPERIA Z2 SO-03F」正式発表、5月21日より発売!
- デザインは若干の変更?カラフルな小型機「XPERIA A2 SO-04F」 NTTドコモ夏モデルに登場
- VoLTE通話対応!ソニー「XPERIA Z2 Tablet SO-05F」正式発表
- ソニー、「世界最薄・最軽量」のWi-Fi版「XPERIA Z2 Tablet」を5月31日に発売!
- ソニー、日本市場向け「XPERIA ZL2」「XPERIA Z2 Tablet」を正式発表。KDDI向けに投入
- ソニー、台湾向けに「XPERIA Z2a」投入を予告
- ソニー、自撮りファブレット「Xperia C3」正式発表
- IFA2014:ソニー、「XPERIA Z3」「XPERIA Z3 Compact」「XPERIA Z3 Tablet Compact」正式発表。
- ベライゾン向け「XPERIA Z3v」正式発表。ワイヤレス充電対応の魅力的なモデルに
- XPERIA Z3 SO-01G / SOL26 / 401SOの価格・割引・発売日まとめ
- ソニー、Xperia Z3の限定モデル「Purple Diamond Edition」を正式発表。香港にて発売
そういえば、結局au版Z3 Tablet Compactは出ませんでしたね。
セットアップ
これからXperiaを使いこなす人にはぜひとも知っておいてもらいたい知識です。
- XPERIAとGALAXYからキャリア製アプリを隔離して、メーカー標準のUIにする方法
- プリインアプリのアンインストールと「無効化」の方法。
- アドレス帳をGmailで超簡単同期する方法
- 通信の調子が悪い?そんな時にはAndroidアプリ「電波リセット」が便利。
- Androidの「開発者向けオプション」を表示する方法。(+動作のサクサク化)
- キーボードを利き手に寄せる方法
- 不意の「Google Now」起動を防止する方法。(無効化不要)
- Google Now以外の好きなアプリを起動させる方法。
- クリップボードの履歴を随時保存できる定番Androidアプリ「aNdClip」が便利。
- 「MediaGo」を使って、CDから音楽を「FLAC形式」で取り込み、転送してみた。
- 常時ONでも大丈夫!:さらばWi-Fiルーター、スマホの「Bluetoothテザリング」とは?
アクセサリー
XPERIAシリーズにぴったりなアクセサリーのまとめです。
- Xperia Z3を保護するガラスフィルム「Glas.tR SLIM」レビュー
- Xperia Z3を保護する「ウルトラハイブリッド」レビュー
- 金属加工の匠 monoshi国産アルミバンパーをレビュー
- ここまで進化した高級ガラスフィルム「GLAS.tR ナノスリム」をXPERIA Z2に貼ってみた。
- 付けたまま卓上ホルダで充電できる、XPERIA Z2用フリップカバー
- XPERIA Z2を保護する、おしゃれなケース「ウルトラフィット」レビュー
- XPERIA Z2用フリップカバーを付けてみた
- 片手操作できる「ゲーム機用ハンドストラップ」
- XPERIAに、プレステのコントローラー(DUALSHOCK3)を接続してみた
- ソニー レンズスタイルカメラって実際どうだった? QX10 レビュー
- 「外から予約録画」「ワイヤレスおでかけ転送」を安価に実現――スマホでTVならネットワークレコーダー「nasne」がおすすめ
- XPERIA用のマグネットチャージケーブルが便利、しかし注意点も
- スマホ+ワイヤレスでもイイ音、ワンタッチでつなげるSONYのヘッドホン「MDR-1RBTMK2」レビュー
- 超ド級のスマホ容量拡張方法 ― 「microSDXC 64GB」を使おう
得する情報や豆知識など
- マグネット式充電ドックは使い回しできる?
- 内蔵ストレージの残量が減ると、何が起きる?
- NTTドコモが公式に提供する「SIMロック解除サービス」とは?
- 悲報…ドコモの新しいSIMロック解除は購入した本人のみ利用可、中古などは不可に
- 今さら聞けないスマホの「通信制限」まとめ。
- XPERIAを強制的に再起動する方法。
- Androidにはマナーボタンがない? ― 今さら聞けないマナーモードの概念
- 知らなきゃ損する、グーグルの「Android管理機能」まとめ。
- Xperia Z1fの経年劣化(筐体のスキマ)
- ドコモ XPERIA Z1f の修理体験記
- XPERIA Z3/Z3C、ブートローダーアンロックにてカメラ性能が低下
- XPERIA Z1 Compactのバックカバーを、わざわざドコモ版に変更する海外ユーザーたち
- XPERIA Z2のディスプレイ:念願のIPS液晶採用、飛散防止フィルムは廃止か
- 要注意?XPERIA Z2の液晶は一部のサングラスで横向きに見られず
- Xperiaのスパイウェア疑惑について、ソニーが回答。中国に通信する理由を説明
- XPERIAスパイウェア問題まとめ:中国検閲システム「金盾」との関係、技術的側面からの解説